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2007年9月21日
ロシアが棄権、中国も不満を表明 ・・・新しい国連決議
ロシアもさすがに反対はできず、棄権となった。その理由は「海外阻止行動は国連の枠外である」ということである。また、「・・・今回の決議案は日本というある特定の国の国内事情のためである。国際社会全体の課題を協議する安保理の性格にそぐわない」といびつな決議であったと不満を表わしている。中国も「こうした採択のしかたが悪しき前例にならないよう期待する」と不満を表明している。
一連の経緯をみていた常任委員としてはもっともな理屈であろう。
報道によれば「including its maritime interdiction 」があとでねじ込まれたとあった。
外務省が寝ずに考え、それが織り込まれた苦肉の作文だったようだが、却って問題点があぶりだされて二重のケチが付いた。
一つはロシアが「海上阻止行動」が国連の枠外であると指摘したこと。
二つ目は「海上阻止行動」が盛り込まれても、「海上阻止行動」と聞いたら「海上自衛隊の給油活動」を思い浮かべるんだよとニッポン国民に強要することには無理がある。「そんなのこじ付けじゃん」とバカにされそうである。
単刀直入に「給油」と入れればいいが、それだとモロに特定国を示してしまい謝意の文になじまないからこんな訳分からない表現の語句になったのだろう。
ロシアと中国がイチャモンを付けたのも理がある。
今回の決議ですくなくともニッポンが給油を続けることを快く思わない国があることがはっきりした。アメリカの顔色をみて手を上げる国はあるが、国内の撤収世論を抱えているニッポン以外のドイツ、カナダ、オランダなど、本心は止めてくれと願っている国は多いと思われる。
アフガンにしろイラクにしろ情勢はますます悪化していてその状況を否定するものはアメリカを除いてはいないだろう。アフガンの国民のこと、イラクの国民のことなど蚊帳の外でアメリカに節操もなく追従し、まさに「火に油を注いできた」6年間だったといえる。
政府・与党はこれまで「国際社会から評価されている、感謝されている。」と言い続けてきたが、もうそれも無邪気にはゆえなくなった。
まだアップされてないがこれが1776に入るようだ アップされた。
Expressing its appreciation for the leadership provided by the North Atlantic Treaty Organization (NATO), and for the contributions of many nations to ISAF and to the OEF coalition, including its maritime interdiction component,
・・・中国が不満を表明したことを伝えている・・・
NHKニュース9月20日 7時49分
給油活動評価 安保理決議採択
この決議案は、アフガニスタンに駐留するNATO=北大西洋条約機構を中心とする国際的な治安支援部隊の活動の継続を認めるもので、決議案の前文では「海上阻止行動」を含むアメリカ軍主体の軍事作戦への各国の貢献を評価すると記されています。アメリカ政府の関係者によりますと、この「海上阻止行動」は日本の海上自衛隊の給油活動を念頭に置いたものだとしています。この決議案をめぐり、安保理は日本時間の20日午前6時半ごろ採決し、ロシアが棄権した末、採択されました。棄権した理由について、ロシアのチュルキン国連大使は、記者団に対し「アフガニスタンの治安は重要な問題だが、今回の決議案は日本というある特定の国の国内事情のためである。国際社会全体の課題を協議する安保理の性格にそぐわない」などと強い不満を表明しました。また、決議案に賛成した中国の代表も議場で発言を求め、「こうした採択のしかたが悪しき前例にならないよう期待する」と述べ、審議が性急であることに不満を表明しました。一方で、アメリカのハリルザド国連大使は、採決に先立って記者団に対し「決議案は日本に対して日本の活動がきわめて重要であり国際的に感謝しているとのメッセージを送るのがねらいだ」と説明しました。
もどる 9月20日 7時49分
・・・中国も不満を表明したことに触れてない・・・
毎日新聞9月20日 13時38分
国連:アフガン決議案採択 露棄権、「日独の事情」批判
【ニューヨーク小倉孝保】国連安全保障理事会は19日、アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)の任務を1年延長する決議案を賛成14、棄権1で採択した。日本政府などの働きかけで、決議前文に日本などが海上阻止活動に参加する米軍主導の「不朽の自由作戦(OEF)」への謝意が盛り込まれたが、ロシアは個別の国内事情が決議に反映されたことを批判し棄権、国際社会の結束にしこりを残す結果となった。
海上自衛隊によるインド洋での給油活動はOEFの一環。民主党が給油活動の根拠のテロ対策特別措置法延長に反対しているため、日本政府は、国連決議で海上阻止活動の重要性に言及するよう安保理各国に求めた。
米国のハリルザド国連大使はこの日、「我々は日本国内で議論が起きていることを踏まえ、海上阻止活動に言及した」と語った。国連外交筋によると、ドイツも国内事情からISAFやOEFの重要性を示す文言を入れるよう求めたという。
採択後、ロシアのチュルキン大使は棄権理由について、決議案が海上阻止活動に特別に言及した点を挙げ、「本来、国際的な平和や安全保障に責任を持つべき安保理が、決議で加盟国の国内事情を優先させた」と語り、日本やドイツの国内事情が影響したことを批判。同大使は「なぜ海上阻止活動について特別に言及する必要があるのか、議論が尽くされなかった」と述べた。
毎日新聞 2007年9月20日 11時43分 (最終更新時間 9月20日 13時38分)
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以下参考まで:
読売新聞2007年9月19日3時0分
国連安保理が「謝意」決議へ、アフガン対テロ作戦参加国に【ニューヨーク=白川義和】アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)の任務延長をめぐり、国連安全保障理事会が近く採択する決議案に、米、英、日本などの有志連合による「不朽の自由作戦(OEF)」への「謝意」が盛り込まれることが18日、明らかになった。
テロ制圧を目指す同作戦の一環として、日本の海上自衛隊がインド洋で給油活動の形で参加する米英など多国籍軍による海上阻止行動にも、初めて言及される見通しだ。海自の活動について、日本の民主党が「国連決議に基づかない」として反対している国内事情を踏まえ、日本政府が関係国に働きかけたものだ。
国連外交筋によると、米英仏など主要安保理理事国は、決議案の前文に「(安保理が)ISAFと、海上阻止部門を含むOEFへの多くの国の貢献に謝意を表明する」との文言を入れる方向で最終調整している。
決議案ではさらに、「ISAFとOEFを含む持続的な国際的努力の必要性」について指摘。「両者の継続的な協力を歓迎する」とも言及し、各所でOEFの重要性を強調する内容となる予定だ。
決議案の主な目的は、10月半ばに期限切れとなるISAFの任務の1年間延長。ISAFは、2001年9月の米同時テロを受け、国連決議に基づいてアフガニスタンに派遣された部隊で、毎年、新たな安保理決議によって活動が延長されてきた。今年も、早ければ安保理に18日に決議案が提出され、19日にも採択される見通しだ。
決議案の前文は、主に安保理の情勢認識などを示す部分で、この中に、ISAFと連携し、アフガンの治安維持に貢献するOEF参加国への謝意を盛り込む。OEFの活動の一部であるインド洋での海上阻止行動にも、01年の最初の決議以来、初めて言及する。06年までの前文は「ISAFとOEFの協力強化を歓迎する」と触れる程度にとどまっており、参加国への謝意や、作戦への前向きな評価は記されていなかった。
民主党の小沢代表らは、インド洋で海自が参加する海上阻止行動について「安保理決議に基づいていない」として、11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法の延長に反対している。このため、日本政府は、海上阻止行動の重要性を指摘する文言が決議案に入るよう、米国など関係方面に働きかけていた。
ただ、文言は決議案の前文に盛り込まれ、本文ではないことなどから、決議案が今後、民主党の判断にどの程度影響を与えるかは不透明だ。
不朽の自由作戦は、01年9月の米同時テロを受けた米英のアフガン空爆で始まり、現在もテロ制圧に向け、陸上作戦に約20か国、海上作戦に日本など8か国が参加している。ISAFには北大西洋条約機構(NATO)加盟国を中心に、37か国が派兵している。
(2007年9月19日3時0分 読売新聞)
投稿者 hal : 2007年9月21日 05:16
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