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2007年10月 2日

ブッシュの焦燥 ・・・変われば変わるもの

なにもなければブッシュは2009年1月で任期を終える。

晴れ晴れしい21世紀の幕が開く・・・
と、思いきや世界が引っくり返る事件が起きた。2001年9月11日。
その事件の8ヵ月前、1月20日にブッシュは大統領になったばかりであった。しかし経済は低迷、最低の支持率が続いていた。 -->ここ

そして事件から4ヵ月後、

・・・「これらの国は世界の平和を脅かす゛悪の枢軸゛だ」・・・

2002年1月29日ブッシュ一般教書演説
2002年1月29日、ブッシュ大統領の一般教書演説。反テロ対策の対象として北朝鮮、イラン、イラクの3ヶ国を名指し、「これらの国は世界の平和を脅かす゛悪の枢軸゛( axis of evil ) だ」と、決め付けた。

Web東奥 2002年3月6日(水)

■ 悪の枢軸

 ブッシュ米大統領が1月末の一般教書演説で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、イラン、イラクの3カ国を「悪の枢軸」と呼び、これらの国の「危険な政権」が世界の平和を脅かしていると断じた。1983年にレーガン大統領(当時)がソ連を「悪の帝国」と呼んだのを意識している。第二次大戦で米英を中心とする「連合国」に対峙(たいじ)した日本、ドイツ、イタリアを「枢軸国」と呼んだのに呼応しているのも明らかだ。

 ブッシュ大統領が強く主張して入れた表現とされる。北朝鮮が「事実上の宣戦布告」と非難するなど3カ国の猛反発を招いただけでなく、正邪の一方的な断定は国内外に波紋を広げた。実際の政策ではイラクへの対応が最も厳しい。



と北朝鮮を「悪の枢軸」と決め付けた。

ところがである。北朝鮮に対しては手のひらを返したような対応になった。核実験も容認し、万事北朝鮮ペースになってきた。
それもこれもアフガン、イラクをメチャクチャにし、引くに引けないどうにもならない泥沼にしてしまったので、北朝鮮だけでもなんとか成果にしたいという思惑なのだろう。
ちゃんと戦争を終わらせて国交を正常化することができたら、それはそれで大統領の業績となろう。
でもそのやり方がドタバタすぎる。

北朝鮮とアメリカとはまだ戦争が終わってない休戦協定下にある。そんな状況のもとで唐突に、言葉のラベルにすぎない「悪の枢軸」を貼り付けておいて、仰々しく剥がしてやるからありがたく思えとやっとところで滑稽である。

・ 核施設の再稼働について、当初は「後戻りできない」措置とゆっていたが、
・ 「後戻りできないということではない」と変わり、
・ さらに「数年間使えないようにする」と譲歩、
・ もっと譲って、「一年前後」使えないとなった。
・ そして95万㌦の重油支援のうち、5万㌦分の予算掛静を先行承認した
変われば変わるものである。

・・・ブッシュが焦ってる・・・
中日新聞2007.9.30
chuniti071001
「下方修正」続くヒル氏発言
6カ国協議成果焦る米国の姿反映
 【北京=立尾良二】

北朝鮮の核問題をめぐる六カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補の発言に「下方修正」が続いている。議長国の中国は二十九日、核施設の「無能力化」や核計画の申告に関する合意文書草案を各国に提示したが、ヒル氏の発言や北朝鮮への配慮から、何としても成果を挙げたい米政府の焦りが伝わってくる。

 ヒル氏は協議開幕日の二十七日朝、核施設を使えないようにする無能力化について「意見に大きな隔たりはない」と指摘。同日夜には「基本的にほとんど合意している」と述べた。しかし、集中討議した二十八日夜には「さまざまな問題がある」と一転。

 中でも無能力化の期間についての後退は著しい。当初は「後戻りできない」措置を目指したが、核施設の再稼働に道を残したい北朝鮮からの反発を受け「後戻りできないということではない」と変わり、さらに今月十四日の記者会見でも「数年間使えないようにする」と譲歩。二十九日午前には、ついに「一年前後」にまで短縮した。

 今回の協議直前に発覚した北朝鮮によるシリアの核開発協力疑惑についても、ヒル氏は「核拡散問題は六カ国協議の議題の対象」と」般論を繰り返すだけで、協議への悪影響を避け碁つと北朝鮮に配慮。ブッシュ大統領も二十八日、無能力化など「次の段階措置」の見返りにあたる九十五万㌦の重油支援のうち、五万㌦分の予算掛静を先行承認して側面支援した。

 イラク政策など外交課題で失敗続きのブッシュ政権は、北朝鮮問題を「大きな成果」たしたいところだが、合意文書が北朝鮮に譲歩を重ねて建前に終われば議会などからの批判は必至だ。

 29日、北京で、夕食会前に集まったヒル米国務次官 補(中央)ら6力国代表。㊧は佐々江アジア大洋州局長、㊨は武大偉・中国外務次官=EPA・時事-

なんでこんな展開になってきたかを少し振りかえってみる。

そもそも大統領にはなれなかった
ちゃんと投票すべき人が全員投票できて、かつ公正に開票されていたらまず大統領にはなれなかった。いわばインチキ大統領である。

■黒人などのマイノリティの5万7千人もの多数の人が投票すらできなかった(全米で300万人)
■無効とさせられた票が18万票も出てきて、さんざんもめて結局はたった537票差でブッシュがもぎとった

ことのほか、ブッシュの弟ジェフ・ブッシュが知事をやっていたフロリダ州ではワヤだった。--> ここ

ブッシュの大統領選は極端だった。が、不正はなにも初めてのことではなく「国民が選ぶ」というのは幻想であり、建前にすぎない。

どんな経緯で決まったにせよ、アメリカがコイツを大統領にすると決めたらその人物が大統領になる。
そんな経緯があったブッシュはいわくつき大統領ということになるが、それでも何か誇れる業績があったかと調べてもどうもでてこない。

戦争しかでてこない
自作自演から始まったアフガン侵攻、でっち上げのイラク侵略だった。大統領といえどもしょせんは操り人形に過ぎず、もし支配層に逆らうことをやろうとすればケネディ大統領のように公開処刑の憂目にあう。
そんなブッシュでも歴代の大統領のように、後になってどう評価されるのだけはとても気にしている。
どんなに支持率が低くとも、弾劾に掛けてやると国民がゆっていても後になって評価が上がった例もあり、それに一縷の望みをたくしているようである。
さすがに「なんにもなかった、アイツはアホだった」と、いわれたくないのでやりかけた戦争を「意義があった」としたいわけだ。

それにしてももう1年余りしか任期が残ってなくて、ここにきていろいろ焦りが出始めている。その表れが、北朝鮮への対応であり、どんどん交渉の条件を引き下げてきている。ここまで落ちぶれるか、と哀れみさえ感じる。

先のないアメリカとなにがなんでも心中したがっている自民党のみなさんへ
アメリカと一緒に「『亡霊』自民党、消えてくれ!!」(週刊『プレイボーイ』の10月8日号)のキャッチコピーを送りたい。

投稿者 hal : 2007年10月 2日 06:15

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