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2008年10月 5日

惨めな負け戦 保身に転じてしまった自滅党

66年前、ミッドウェー海戦で日本海軍は主力航空母艦4隻とその全艦載機を喪失し、大敗するのですが、この戦いを境に、それ以後、一度も戦況が好転することもなく敗戦の日まで負け戦をすることになりました。
昭和20年8月に敗戦となるのですが、帝国陸軍は最後の最後まで徹底抗戦を主張したのです。決められない御前会議も天皇のご聖断をもって、全面降伏することになりました。
本土決戦を主張した敗戦当時の陸軍大臣・阿南惟幾(あなみ これちか)は、
一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル」(いっしをもってたいざいをしゃしたてまつる)の遺書を残し、陸軍大臣官邸で介錯を拒否して、腹を切り自刃しました。誰に対して奉謝といえば、それは天皇です。

先の麻生総理の所信表明演説を聞いていると、また自民党の動きをみていると、なにか大日本帝国陸軍に通じるところがあるというか、そんな感じがします。陸軍そのものは敗戦に伴い解体消滅しましたがその亡霊がいまだ生きているのではないかと、そんな思いです。

 わたくし麻生太郎、この度、国権の最高機関による指名、かしこくも、御名御璽(ぎょめいぎょじ)をいただき、第92代内閣総理大臣に就任いたしました。
 わたしの前に、58人の総理が列しておいでです。118年になんなんとする、憲政の大河があります。新総理の任命を、憲法上の手続きにのっとって続けてきた、統治の伝統があり、日本人の、苦難と幸福、哀(かな)しみと喜び、あたかもあざなえる縄の如(ごと)き、連綿たる集積があるのであります。


※「御名御璽」というのは公文書になどに記される天皇の署名と公印のことであり、ようは直筆のサインとハンコです。それ以下でもそれ以上の意味もありません。それを「恐れ多くも」とゆって、どうやら自分が特別の存在であって、それを明治憲法下の天皇が認めて総理大臣に任命してくださった・・・というような錯誤をしているのでしょう。ま~ったく、ワケワカメです。

自民党の現有席305のうち、2割は落選、2割が当落線上にあると自民党が独自に行った調査でわかりました。
   ■ 自民党独自の世論調査 --> こちら

少なめでも100議席は失うであろうというものです。
その落選予備軍の議員たちでしょうか。解散反対の署名活動を始めたし、それを受けて町村派代表世話人の町村信孝前官房長官は、
「きちんと予算編成をやることを考えれば、ぎりぎり11月中旬までに選挙をやらなければならない」と指摘。「そうでなければ、来年秋の任期いっぱいになるかもしれない」と、「任期(2009.9.10)いっぱいまで引っ張れるよ」とほのめかしている有様です。
9月29日の所信表明演説直後。自民党が行った極秘世論調査は、自民党は選挙区で145議席、比例で65議席の計210議席。公明党が30議席を確保しても過半数確保がやっとの厳しいデータに「参謀役でもあり組閣直後の解散シナリオを練った」菅義偉・選対副委員長は「解散先送り」の思いを強くした。
この後、麻生総理は、与党が描いた補正予算審議前の解散をかたくなに拒み、2次補正予算案作成に動き出した。首相に近い自民党幹部はこう言い切った。
 「この経済危機に総選挙で政治空白を作るのは自殺行為だ。解散は早くても来年1月。来秋の任期満了でもいいじゃないか…」

麻生総理も表向きの口実は経済対策をやるんだということになっているのですが、本心というのは一か月でも解散を先延ばしにできれば当選の可能性のない議員に対して少しでも彼らの意に沿えるし、法案が通るかもしれないし、と思っているのではないかと。
もちろんそれほど長くは延ばせないはずで、公明党の圧力と折り合える限度までということでしょう。

自民党議員からこんな声が出ています。
ど・う・せ負けるんだから来年でいい」と。

陸軍が本土決戦にこだわり、自民党が解散先延ばしにこだわる
大日本帝国陸軍が負け戦であることを承知した上で「本土決戦だ」とガ~ンと主張し、御前会議でポツダム宣言受諾を拒み続けた阿南惟幾陸軍大臣でした。彼が率いる帝国陸軍と麻生総裁の自民党がその末期症状という視点では、交錯して見えてくるのです。

63年前は天皇のご聖断でかろうじて本土決戦は免れはしましたが、しかし300万という尊い命が犠牲になりました。
先の戦争では国民の命は顧みられることはなかったですが、いまの自民党も国民のことは眼中にないようです。
一か月分の給与しか頭にないように思えます。

ニッポンの歴史始まって以来、前例がない選挙になる
国民が参政権をもって望んだ選挙で「今のじゃダメだ、交代しろ!」と突き付け、それが実現する選挙はいまだかつて例がなかったかと。
アメリカ発金融危機は100年に一度という歴史的な危機なのに、そんなこともお構いなしにニッポンでは国民の信も問わずに仲間内だけで政権をタライ回すことにうつつを抜かし明け暮れています。これで3人目です。
挙句の果てが、「どうせ負けイクサだから・・」と、開き直おり、処置なしです。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もある」
解散権は天皇にもありません。だからご聖断をくだすこともできません。
それは総理大臣にだけ与えれた権限であるので、国民のために可及的速やかに行使していただきたいのです。時代錯誤も甚だしく、また大仰なことでどうかと思いますが、麻生総理は「御名御璽」を引き合いにだすほどに大仰なことがお好きらしいので、ここでもそれでトリを決めたいと思います。

    もうどうやっても当選させられず、救えない大勢の身内議員のためではなく・・・
       「一死を持って大罪を謝し奉る」の気概を込めて
             速やかに解散を実行していただきたい

投稿者 hal : 2008年10月 5日 06:14

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