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2009年5月20日
30件以上無罪を言い渡した ~高裁や最高裁で破棄されたことは一度もない~
検察にとって、手ごわい相手だったに違いない
おぉ、という内容です。
初めて聞く話でして、ねぼけまなこが「かっと」と開きました。
「高知白バイ事件」ではお馴染みの元裁判官・木谷明法政大法科大学院教授です。KSB瀬戸内海放送の取材にも登場されていますからご存知のお方も多いとおもいます。
歴史に「もしも」があったとして、もしあのとき木谷氏が高知白バイ事件を担当されていたとしたら、警察の所業に疑念を抱き、迷うことなく「無罪」を言い渡されていただろうと思っています。
有罪判事
無罪の想定をすることもなく有罪の判決文を書くことしか習ってこなかった、いわゆる「有罪判事」たちが拡大再生産されていることに、木谷氏が危機感をもって警鐘を鳴らしています。
奇しくもあす5月21日から裁判員制度がスタートします。が、この制度よりもなによりも、その前にやっておかなければならない根源的で重大な問題があり、それらがこの新制度によって覆いかぶされることがあってはならない、と懸念しています。
その一つがこれです。
全国の地方裁判所における刑事裁判の数は年間約10万件といわれています。 -->こちら その数字を元に、BBCが世界に伝えているニッポンの有罪率99.9%で単純計算をしてみると、年間1000件程度が無罪になっていることになります。この数字1000が大きいと思われるかもしれませんが、欧米では6~8割程度の有罪率しかありませんから、ニッポンのそれが異様に突出していることがわかります。99.9%の現実とは、起訴されたらもう諦めるしかないということでしょう。たとえやってなかったとしても・・・
中日新聞2009.5.20 クリックで原寸大 ↓![]() | 無罪30件余 元裁判官 ・・・・ 事件の真相を知るのは被告だけ。裁判官は、証拠を手掛かりに想像しているにすぎない。被告の言い分をなおざりにして裁判はできない。そう確信した木谷は、被告の言葉を真剣に聞く姿勢を貫いた。 ・・・・ 警察がそんなことをするのか。疑問を抱きながらも採尿の状況を調べた。すると、 ①採尿した部屋には他人の尿も置かれていた ②警察官が被告に背を向けて、尿を入れ替えるような動作をしていた--など、混入の疑いがぬぐえない状況が見えてきた。結局、尿の検査結果を証拠と認めず、無罪を言い渡した。 ・・・ ちなみに、 |
サンデープロジェクト シリーズ「言論は大丈夫か」⑪ 2008.4.13から引用 --> こちら
![]() | 最高裁調査官までやった木谷氏も表情は曇る 元最高裁調査官 木谷明氏 |
![]() | ”有罪判事”のもとで研修すると似たような考え方になる |
![]() | 有罪判事ってのがいっぱいいるわけですよね そういう判事のところで実務経験をしますとね そういうような考え方になっていってしまう だんだんだんだん有罪判事の方が拡大再生産されてしまうという問題はあるんですね |
秋山賢三著「裁判官はなぜ誤るのか」の中に、元最高裁調査官の木谷明氏のコメントが載っています。それが「片岡晴彦さんを支援する会」が提出した『最高裁への要請書』の中でも引用されています。
秋山賢三著「裁判官はなぜ誤るのか」が引用されている「最高裁への要請書」
捜査機関の違法行為は、裁判所が指摘しなければ、他にこれを明らかにする者はいない。私(木谷)は、捜査機関の違法を指摘するのは裁判所の最も重要な責務の一つであると信じていたから、どんなに苦しくてもこの問題から逃げることはしなかった

秋山賢三著「裁判官はなぜ誤るのか」

投稿者 hal : 2009年5月20日 05:15
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