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2009年6月24日

犯人しか知り得ない「秘密の暴露」が一切なかった ~足利事件~

警察庁が足利事件を口実に予算をつけ(1991年8月)、鳴り物入りで導入したDNA鑑定でした。当時でさえ証拠とするには問題があると指摘されていました。分析精度も不十分でかつ技術力もおぼつか無いものたちが出した鑑定でした。1990年10月から科警研がDNA鑑定を始めていて、そこへ依頼していた鑑定がでたのが1991年11月、事件発生から1年半後でした。
同時期、飯塚事件ではこの鑑定と同じ手法で証拠が作られ、すでに死刑が執行されてしまいました。一貫して無実を主張していたのに、です。足利事件でDNA鑑定が間違っていたことはすでに判明していて、再審が始まる時期であり、第二のDNA鑑定の間違いが発覚するのを恐れてそそくさと死刑執行してしまったということなのか。

   ■ 上告棄却からわずか2年で処刑 ~飯塚事件 --> こちら

というのも、そもそそも判決順位は61番目であり、先の60人を飛び越えて上告棄却からわずか2年で処刑されてしまったわけであり、そこになにかあったとしても不思議はない、と。「なぜ急ぐ必要があったのか、それなりの合理的な理由があったのか」、いずれこの事件も表にでてくるでしょう。
幸か不幸か足利事件は無期懲役だったので死刑執行は免れましたが、判決次第ではどうなっていたわからないと思うとぞっとします。

 自白させた当時の警部はすでに退官。本紙の数回にわたる取材に「自白の強要は絶対にない。本当のことを話してくれと言い続けただけだ」と話す。「いまでも捜査に間違いはないと思っている」。DNA型鑑定だけではなく、必要な捜査はやりつくした、と。だが、そうでなかったことは、犯人しか知り得ない「秘密の暴露」が自白に一切なかったことが物語っている。

警察・検察の現場ではあってはならない証拠のねつ造が事も無げに常態化していて、それをやめさせるべく手をつけなければならない緊急の課題があります。それには警察法、刑事訴訟法などに明確な罰則規定を新設することです。捏造などの不法行為を罰することもできず、刑事訴訟法では不作為の責任を追及する法的根拠もないので”糸の切れた凧”状態ですが、これをそのまま放置していていいはずはありません。執行猶予が付かない懲役刑など、どんなに重い刑罰を規定したところでそれに反対するものなどいないはずです。表向きは「だれも捏造なんかしてません」ということになっているのですから、国会で反対意見がでるはずもありません。すぐに法案が成立するはずです。それが成立したらといって、業務に支障がでるとか困るという人はこの世に存在しないはずなんですから。

これは新政権で真っ先にやってほしいところですが、その新政権を阻止しようと自民党が蠢いています。なにもなければ新政権誕生も目前というところまできました。しかし、そうはさせまいと自民党が必死です。その一つが宮崎県知事の人気にあやかろうとスケベ根性を出してアプローチをかけた自民党・古賀誠選対委員長でしたが、失敗でした。かけられた方も本性が見透かされてしまい、仕掛けた方の自民党も醜態を晒すことになり、双方とも無様なことでした。これでタレント路線の一つが潰えて、あとは民主党のスキャンダル探しでしか浮上できない・・・とでも思ってるのでしょうか。いくら焦ってる自民党といえども、くれぐれもあからさまなことはやらない方がいいですよと忠告しておきましょう。第二の小沢事件という手口はもう使えませんから。

・・・ 再審開始 足利事件18年目の真実① 強硬取り調べ うその自白 ・・・
中日新聞2009年6月24日
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投稿者 hal : 2009年6月24日 05:54

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