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2009年11月17日

止まっているバスに、猛スピードの白バイが突っ込んだ


昨夜20:17、
KSB瀬戸内海放送の公式ページに
「高知白バイ衝突死⑲ 深まる証拠の疑惑」と題してビデオがアップされました。
さっそく拝見しました。
シリーズが開始され、すでに2年を超えました。
誰もマネすることができないこれぞジャーナリスト、立派なものです。

 このように継続的に事件を追い続けている報道がかつてあったでしょうか。
経営面において首根っこを掴まれ、
おまけに権力のポチとなり果ててしまったニッポンのマスコミ業界です。
政権が代わっても従前の態度を取り続けているマスコミの中にあって、
ひたすらジャーナリズム精神を発揮して真相解明に取り組んでいるのが
KSB瀬戸内海放送です。
ポチたちの中で、異彩を放っています。

 ◆ 「シリーズ・高知白バイ衝突死」の一覧 --> http://www.ksb.co.jp/newsweb/series/kochi


2009/11/16 高知白バイ衝突死⑲ 深まる証拠の疑惑
2009/05/27 高知白バイ衝突死⑱ 新たな幕開け 国賠訴訟始まる
2009/05/12 高知白バイ衝突死⑰ カギは証拠写真・・・国賠訴訟の行方
2009/03/04 高知白バイ衝突死⑯ ねつ造疑惑 再不起訴と国賠提訴
2009/02/04 高知白バイ衝突死⑮ 検察審査会「証拠ねつ造再捜査を」
2008/12/01 高知白バイ衝突死⑭ 残された家族と収監という現実
2008/11/13 高知白バイ衝突死⑬ 無実訴え刑務所へ...収監の日に密着
2008/10/20 高知白バイ衝突死⑫ 元運転手、収監までの日々
2008/08/25 高知白バイ衝突死⑪ 訴え届かず...最高裁が上告棄却
2008/07/30 高知白バイ衝突死⑩ 元裁判官に聞く 判決の問題点
2008/07/29 高知白バイ衝突死⑨ "隠された"生徒の調書
2008/02/28 高知白バイ衝突死⑧ 最高裁の連絡待つ...被告と家族は
2008/01/10 高知白バイ衝突死⑦ 同僚証言の不自然と「謎の白バイ」
2008/01/09 高知白バイ衝突死⑥ 県警が否定...白バイの高速走行は?
2007/10/30 高知白バイ衝突死⑤ いよいよ判決...高松高裁の判断は?
2007/10/25 高知白バイ衝突死④ 真実はどこに...動き出した生徒たち
2007/10/24 高知白バイ衝突死③ 鑑定人が迫る ブレーキ痕の"嘘"
2007/10/04 高知白バイ衝突死② 証拠ねつ造...動機はあった?!
2007/10/03 高知白バイ衝突死① 警察が証拠を「ねつ造」?

平均すると9分前後のビデオですからまともに見ようとすると、3時間ほどかかる大作です。

恥ずかしながら、
こうやってタイトルを見直してもすぐに思いだせないほどの情報量となっています。
ですから、おそらく初めてこの事件を知った人はどこから手を付けていいのやら戸惑うことと思います。
私がこの事件を知ったのが2007年10月22日「きっこ日記」でした。 --> ここ 
かれこれ2年を超えていますが、
それでもいまだにどのようにまとめたら初めての人にも事件の本質がすんなり伝えられるか、
そのいいアイデアがでてきていません。
勢い、断片的なことに終始しているありさまです。

「A4一枚で書いてこい」とよく言われますが、ことこの事件に関しては、それは不可能だと思います。
というのは、事件の争点が一点、二点ぐらいならA4一枚か二枚程度で足りるでしょうが、
この「高知白バイ」事件は、極論をいえばあらゆる点が争点になっていて、すべての点でそれぞれA4用紙がいることになります。その数は膨大になり、おそらく誰も数えたことはないのだろうと思います。

【2009/11/16 高知白バイ衝突死⑲ 深まる証拠の疑惑】の一コマ

KSB091116_1.jpg違う場所に落ちていた破片などを白バイに右側に並べて置いた疑いが浮上してきた
KSB091116_2.jpgサイドボックスに入っていたと思われる2冊の本がきちんと重なっていたり・・
KSB091116_3.jpgサイドボックスの中の布切れのようなものが、ちゃんと入っている写真があったり、
KSB091116_4.jpg別の写真では引っ張り出されている

こんな事件ですから、
「知ってください、理解してください」と懇願されても、
声を掛けられた人は考え込んで困ってしまうか、思考停止になるか、はたまたそのまま素通りしてしまう・・・、
そんなところではないでしょうか。
 そこで、思い切り枝葉を切り落として誰にでもわかりやすく、そして入りやすくしたのがKSB瀬戸内海放送です。

バスは動いていたのか、止まっていたのか
言い換えれば、「本当の衝突地点はどこだったのか
そして書籍のタイトルになりました。『あの時、バスは止まっていた

ズバリ、結論がタイトルになりました。わかりやすいといえばわかりやすいです。

私も外野の一員として、事件を調べてきました。
関係者でもないですから知らないことの方が圧倒的に多いわけですが、
そんな限定的な環境でも疑問に思った点について、
単なる衝突という物理現象として捉えて考え、公開されている写真を調べはじめました。
そしてこの事件が作り話であるということがほどなくしてわかりました。

 で、問題はそれをどのように表現したら広く伝えられるだろうかということに、苦心しました。
絵や文字などにしてもやたら長くなったり、小難しくなったりして、
「難解だ」のそしり?を免れませんでした。(苦笑)

そもそもが「作り話だっ!」と切って捨てられる事件ですが、
地裁、高裁、そして最高裁までもが、すべてに目をつぶり、
証拠能力すらない「タイヤ痕のようなものが写っている写真」とたった一人の警察官の証言だけを根拠にして
事件を捩じ伏せ、その暴挙をあからまに見せつけてくれました。
力技(ちからわざ)とはこういうことなのだと、「ザ・国家権力」を思い知らされました。

いま進行中の国家賠償請求訴訟も門前払いとなるかもしれないということですが、
予想どうりとなるのでしょうか。残念なことです。 --> 2009/11/16 高知白バイ衝突死⑲ 深まる証拠の疑惑  一覧の最上段にあります。

なにがなんでも、ネガは出さない(バレてしまうから出せない)。
なんとも強烈なメッセージです。

あってはならないことですが、そうなってしまうのでしょうか。

で、それに対抗するにはよほど戦術を考えないと次の再審請求でも門前払いとなりかねないことが、あらかじめ予想されます。
ということを考慮して、ここらで雑念を忘れるべくリセットするのもいいかなぁと思っています。

思考の転換というか飛躍が必要なステップ・第二幕に突入するちょうどいいタイミングで書籍が出版されたので、
山下氏のご本を読んで知らなかったことを補いつつ、
なにかヒントが掴めないものかと、読めるのを楽しみに待っているところです。

投稿者 hal : 2009年11月17日 05:30

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