« Sarah Brightman  ~Sarabande ヘンデル・ハープシコード組曲 第2集第4曲 | メイン | 只今パワー不足、アクティビティ低下中・・・ »

2009年11月30日

「責任逃れも何も...私は自分の見たままを言っただけです。」


 テレメンタリー『それでも、証拠は動かない~高知白バイ衝突死2~』
放送のほとんどが終わりました。
あとは名古屋テレビ12月4日(金、再放送)を残すだけになりました。
詳しくは最後尾にあります。

お知らせはこのぐらいにして本題です。
性根を抜かれポチになり果ててしまったマスコミたちがニッポンに溢れている中、
ジャーナリズム精神をいかんなく発揮し「高知白バイ事件」を追っている頼もしい存在が
KSB瀬戸内海放送です。
光輝いています。

 国民から、そしてKSBから追求されている方のご仁たち、
まじで逃げ切れると思ってるんでしょうか。
後になればなるほど世間から受けるバッシングが大きくなるだけであって、
世間に晒されるダメージを考えたら、いましゃべってしまった方が賢いと思います。


それはさておき、
山下記者のご本『あの時、バスは止まっていた 高知「白バイ衝突死」の闇』を取り上げないわけにはいかないです。
なんせ話題が満載ですから、紹介がてらそのなかの一節を読んでみます。

 すでに読まれた人も多いとおもいますが、
この本には40の節の他に、序章、あとがき、事件の経過の3つがあります。
本の構成は基本的に時系列になっていて、
序章から読んでいくと事件の流れを掴むことができるようになっています。
すでに事件について知識がある場合は読みたいところを読むこともできます。
が、やはり一度は初めから読まれることをお勧めします。

 私が本を読む時に心がけていることは、
著者がそれぞれの節でなにを考えて、なにを訴えようとしているかに意識を集中するようにしていることです。
事件を追って700日の記録だそうです。
その過程で得られた記録や資料などは膨大な量になっているはずであり、
そのなかから厳選に厳選して40節に絞られたのだろうと推察しています。
そうであれば限られた文字数の中に著者の思いが凝縮して込められているはずです。
それを読み取れたらまた新たな発見があるかもしれず、興味が尽きないです。

 で、この本を読むにあたり、
またこの謀略事件に接するにあたって、こんなことも整理しておく必要があると思い掲示板から貼っておきます。
論理的でわかりやすい説明なので取り上げてみました。
大原則であり、重要なことですから。

 簡単にいってしまえばこれです。

少しでも合理的な疑いが残れば無罪

13 :氏名黙秘:2009/08/11(火) 09:38:33 ID:???
冤罪と無罪、無実はどうちがうの?

14 :氏名黙秘:2009/08/11(火) 13:37:45 ID:???
>>13
法律素人?
まさか司法板でこんなことを聞かれるとは思わなかったが、逆に司法板だから聞いたのかな。

【冤罪】というのは、犯人でない人に有罪判決を下すこと
そのような場合に、事実に反する結果だから【無実】だという言い方をする。
つまり事実に反することを【無実】という。
【有罪】というのは、やっているかやってないかというよりは、その人の犯行と合理的な疑いを差し挟む余地がない場合に有罪となる。
つまり、証拠からこの人は犯人である可能性が高い位では有罪にはならない。
どっちかというと犯人である可能性が高いという位では無罪になる。
刑事裁判での証明度は民事裁判に比べてかなり高い。
だから民事では有罪を前提に賠償が認められても、刑事では無罪なんてよくある。
だから無罪だからその人が絶対にやってないという証明ではない。
少しでも合理的な疑いが残れば無罪

で、おなじことを最高裁が威厳?を込めてゆうとこうなります。「疑わしきは被告人の利益」

ここでいっている能書きと、実際の裁判の現場でやってることがこうも真反対に乖離していると、
恥ずかしいやら呆れますが、
とにかく最高裁自身もいってるようにこれが大原則です。

「疑わしきは罰せず」が原則のはずだが

utagasikiwaBasuru_s.jpgutagasikiwaBasuru.jpg


「疑わしきは罰する」と、
これに書き換えないと有罪率99.9%の現実を説明できないっ!


Q.立証責任とは何ですか。

A.「疑わしきは罰せず」とか「疑わしきは被告人の利益に」という言葉は聞いたことがあると思いますが,刑事裁判では,被告人の有罪を確実な証拠で,合理的な疑いを入れない程度にまで立証することについては,検察官がその責任を負います。これが立証責任です。そして,検察官の方で立証を尽くしても,被告人を有罪とするために必要なある事実が存在するかどうかが立証できなかった場合には,その事実は存在しなかったものとして,被告人に有利な判断をしなければなりません。つまり,「疑わしきは罰せず」の原則により,無罪の判決を言い渡すことになります。

やっと本題です。
第五章に「葬り去られた調書」という節があります。
この事件には隠れたところに肝があるのですが、ここにしっかり書かれています。
すでに支援者さんのエントリーとかいろいろ取り上げられていることです。
が、初めて知った校長先生の話もあり、興味深いです。
いずれにしても事件の核心です。
この節が裁判長に正面から突きつけられたら、グーの音も出ないはずです。
最高裁の能書きが現場で粛々と実践されていれば、の話ですが・・・

・・・・ 「バスは止まってましたし、その後ろにいた私の車も止まってました。これは間違いないことです。私は駐車場から歩道に出る手前のところで、最初フットブレーキを踏んで待ってたんですが、車の交通量が多かったので、これはいかんということで、サイドブレーキを引き直した。裁判では、バスが止まっていた時間は一分弱という話をしましたが、かなり時間的にはあったと思います」
※「バスが止まっていた時間は一分弱という話をしましたが、
かなり時間的にはあった
」とサラッと書いてあります。
が、実はこの時間というのがひじょ~に重要な意味があります。
少なくとも3~5秒という短い時間ではなかったということです。

   他の生徒らの証言も「3~5秒ではなかったこと」を証明するのに十分な確からしさがあります。
衝突が発生して一定の時間が経過してから目撃隊員が現場に現れています。
片岡さんが最初に事故隊員のそばに駆け寄り、
その後で目撃隊員が現れています。
目撃隊員の現れ方と、その時刻が大問題になっています。

 少なくとも3~5秒ではなかったことは、生徒らの証言を総合しても明確になっています。
これは目撃隊員が実は目撃していなかった疑義が生じます。
裁判で認定された目撃証言との整合性が破壊され、
虚偽であったことの証になります。
この時間のことを公の場で突っ込まれたら目撃隊員は白状するほかなくなります。
と同時に、現場を16mも通り過ぎてしまったこと、
そして慌てて走って事故白バイの元に駆け寄ったことも
突っ込まれることになり、どちらも説明ができず、
立ち往生となり、どちらにしてもアウトとなります。

  詳細は --> こちら

・・・・  こうした品原さんの証言に対し、検察は一審の論告の中でこう指摘した。 「中学校三年生のお別れ遠足の際に悲惨な交通事故を起こしたもので、証人は、校長として、仁淀川町や学校の道義的、教育的責任を負担に思う立場にあり、責任回避のため、虚偽の証言をする動機は十分にあった」  品原さんは、論告求刑公判を直接傍聴はしていないが、後にこのことを聞かされ驚いた。 「責任逃れも何も...私は自分の見たままを言っただけです。私の証言は、事故の直後に土佐署で言ったことが元になっています。このことが後で事件になるとも全く分からない段階で証言したわけですから、口裏あわせをできるわけがありません

検察って、なんの根拠も示さず、
ありもしない作り話をどうしてこうも平然とノタマウことができるんでしょうか。
時系列でも、そして論理的にも微塵も矛盾がない校長の証言、
そして向かってくる白バイをずっと目で追って衝突の瞬間まで目撃していた生徒の証言も、
たった一つの事故状況を語っていることは、明明白白です。

 それは警察・検察が作ったストーリーを裁判が認定してしまったものとは、全く異なるものです。

そして極め付きがこれです。この事件の最大の闇です。
  

その目撃していた生徒の調書だけが、いまだ行方不明のままにされている。


その生徒が供述した内容がどんだけ警察・検察にとって都合が悪るかったかは、
改めて調書を読みなおすまでもないでしょう。誰にでもわかる、簡単なことです。

 書籍と併せてKSB瀬戸内海放送・公式サイトに2008/07/29 9回目の報道として
"隠された"生徒の調書』のビデオがアップされていますからご覧ください。

   ◆ 「シリーズ・高知白バイ衝突死」の一覧 --> http://www.ksb.co.jp/newsweb/series/kochi

生田弁護士が「謀略事件だ」とおっしゃってますが、それ以外の言葉が見つかりません。

お知らせ(最終回):
・・・ それでも、証拠は動かない~高知白バイ衝突死2~2009年11月23日放送~  ・・・


「何のために刑務所に入るのか分からん...」
2006年、高知県で起きた白バイとスクールバスの衝突死亡事故。業務上過失致死の罪に問われ、無実を訴えていた元バス運転手の禁固1年4カ月の実刑が確定した。生徒らの目撃証言や実証実験で浮かび上がった、ブレーキ痕ねつ造疑惑。
どんなに疑問をぶつけても、"証拠は動かない"―
元運転手と家族の収監までの日々に密着。有罪率99.9%の日本の司法を問う、独走スクープ第2弾!
制作:瀬戸内海放送
※この作品は2008年11月17日に放送されたものです。

telementary091123.gif

下表は機械的に曜日をはじきだしたものであり、テレビ欄でご確認ください。

局名放送時間テレビ朝日放送日を
基準とした放送日
テレビ朝日の放送日を基準
テレビ朝日(月)26:40-27:100 2009.11.23
名古屋テレビ放送(土)06:00~06:30
(金)4:55~5:25(再)
+5
+11(再)
11.28(土)
12.4(金、再)

いつまで見えるかわかりませんが・・・・・・『それでも、証拠は動かない』

投稿者 hal : 2009年11月30日 23:17

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://c3plamo.slyip.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/1683