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2011年4月 4日

放射能汚染の広がりは隠しきれない ~NO!大震災翼賛会・大連立


  放射能汚染に焦点が移ってきた

日本原子力研究開発機構が作ったソフト「SPEEDI」がシミュレートした結果を原子力安全委員会(国)が公表を阻止してきたことを、NHKが今頃になって報じている。とにかく、おっそいっ!。
こんな大本営発表ばかりを繰り返していると、「NHKは信用ならん、もう要らないっ!」と国民から切り捨てられる。ただでさえ、解説員や記者説明による一連の報道で信用をなくしてしまっているのだから。
 住民が被爆することなんか興味がない。それよりも政府が都合のいいように動けるのを慮ってNHKがさじ加減しながら報道しているのだろう。NHKがこの情報を知らないわけがないから。

で、けさの朝刊の「核心」欄。 このページは「特報」と並んでいつもチェックしているが、いよいよ出てきた。 中日新聞2011年4月4日
・・・ 終わらぬ苦悩25年 住民故郷戻れず チェルノブイリ事故 ・・・
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終わらぬ苦悩25年 住民故郷戻れず

解決に100年新石棺は財政難

 旧ソ連ウクライナ共和国(現ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所で起きた爆発事故から今月二十六日で二十五年になる。東日本大震災による福島第一原発の事故で、あらためて国際社会の厳しい視線が原発に注がれる中、チェルノブイリでは今も故郷を追われた旧住民たちの無念が渦巻き、出口の見えない事故処理の苦闘が続いていた。(チェルノブイリで、酒井和人、写真も)
チェルノブイリ事故
 事強制避難
 チェルノブイリ原発から南へ四㌔ほど離れたプリビヤチ市の学校。床には教科書や割れたガラスが散乱し、足の踏み場もない。廊下に張り出された事故三日前の新聞は、ソ連共産党の会議の内容を伝え、新たな国家戦略によるバラ色の未来を宣伝していた。
 事故後、原発を中心にした三十㌔圏内は強制避難を命じられ、立ち入り制限は今も続く。原発職員らのベッドタウンだった同市は五万人の住民すべてが避難し、ゴーストタウンと化した。
 現在、プリビヤチ市の管理業務を担うシロタさん(三十五)は事故当時十歳。母に手を引かれ、旅行気分で出掛けたのを覚えている。
 「母は避難は数日と告げられ、現金と身分証しか持って出なかった」。故郷に戻る日は二度と来なかった。
 ■ からかい
 市近郊で酪農と野菜栽培で生計を立てているアレクセーピッチさん(八二)は一家でキエフに逃げた。風評被害を恐れた当局はすべての牛の殺処分を命令。処分前「ごめんな」と謝りながら一頭一頭の体を洗った。
 持参した放射線量計で測定したプリビヤチ市内の最大線量値は一時間六・三マイクロシーベルト。百㌔離れたキエフと比べて約五十倍だが、すぐには健康に影響を及ぼさない値だ。
 立ち入り制限区域の多くでも数値は低下し、ロシアメディアによると現在、約三百人が区域内に不法に居住している。ほとんどが高齢者。汚染の恐怖より故郷への思いを優先した結果だ。
一方、アレクセーピッチさんは墓参を除き故郷に帰ろうとは思わない。「事故後、『放射能臭い』と友人にからかわれたこともある。美しい故郷はもうなくなった」

 ■ 負の遺産
 チェルノブイリ原発周辺では現在、官民合わせて七千人余りが働く。爆発事故が起き、「石棺」と呼ばれる巨大なコンクリートで覆われた4号機の保守・管理や、昨秋から始まった「新石棺」建設に向けた準備作業のためだ。
政府職員の男性によると、放射線を警戒し、十五日ごとに現場と自宅待機を繰り返す特殊シフトの勤務という。
 「新石棺」は、老朽化した現在の石棺を金属製のシェルターで外側からすっぽりと包み込む大規模なもの。完成後は、いまの石棺内に残る大量の放射性物質を徐々に取り除く計画だ。
 ウクライナ政府は財政難から、建設費十五億ユーロ(約千八百億円)のうち約六億ユーロが手当てできず、国際社会に支援の手を求める。また、高齢化が進む事故被害者団体は、政府に社会保障の拡充を強く要求するが、現状では困難とみられる。
 チェルノブイリという巨大な負の遺産。政府職員は、すべてが解決するには「百年はかかる」と漏らした。

チエルノブイリ原発事故
11986年4月26日、試験運転中の4号機が大爆発し、飛散した放射性物質でウクライナやベラルーシ、ロシアなどの20万平方㌔㍍が汚染された。汚染地域からの避難者は計40万人。がんなどによる病死を含めた事故の犠牲者数は数十万人から数千人まで諸説あり、明確になっていない。

爆発事故を起こしたチェルノブイリ原発4号機。200㍍離れた地点では、測定器はキエフの約100倍の放射線を計測した

臨界中に爆発
福島との違い
放射性物質
拡散防ぐ容器なく
 チェルノブイリ原発は核分裂が継続して起きる臨界状態で爆発した。福島第一原発では地震後、運転中だった1~3号機は緊急停止したが、その後、炉内の冷却に失敗して、燃料棒が溶融し水素が漏れ、1・3号機は建屋内で、2号機は格納容器の一部で爆発が起きたとみられる。
 チェルノブイリは黒鉛減速炉で放射性物質の拡散などを防ぐ格納容器がなく、該分裂中の大量の放射性物質が、爆発とその後に黒鉛が燃え続けたため広範囲にわたり飛散した。

 福島では格納容器があり、最悪の原子炉爆発には至っていないものの、放射性物質が建屋の爆発やベント(排気)で大気に放出されたり、海に流出したりしている。
 ただチェルノブイリで爆発したのは原子炉一基で百万㌔㍗級。福島の場合、1~3号機の出力は合わせて約二百万㌔㍗で、さらに使用済み核燃料プールからも放射性物質が漏れたとみられ、単純な比較はできない。

新聞社もこの現地取材記事を出さざるを得ない段階に来たと理解している。あのNHKでさえ、けさ早朝の放射能汚染の関連報道をやらざるを得なくなったことからも、原発事故の本当の姿をどこまで見せるのか、それとも隠し通すのか、ネットも混在となって暗闘が繰り広げられるのだろう。

   ◇ 福島原発に関する報道規制及び言論統制状態まとめ --> こちら

が、しかし・・・
【 大連立となれば、状況は一変する 】
暗闘は吹っ飛び、「政府批判はさせないっ!」と強行策にでるはず。ペンディングになっている「コンピュータ監視法」を速攻で成立させ、ついでに「共謀罪」もやってしまうだろう。
となれば、テレビも新聞も雑誌もどれもこれも精根を抜かれ、提灯記事のオンパレードになる。
NHKだってNHKの前身が戦前戦中に戦争バンザイ・プロパガンダをやり放題だったように、政府批判などもってのほかだと、大本営発表を続ける。

そうなれば、これまで政治批判をしてきた著名なブロガーたちが攻撃のターゲットになる。エントリーを消されるかサイトが閉じられることが想定される。
で、その余波を受けて、田舎の片隅でやっている当サイトも一時的に閲覧できなくなる憂き目にあうかもしれない。その事態になったらこんなチンケなサーバーだが、「弱い者いじめはダメっ」と精一杯の抵抗をすると思う。幸い、当サーバーは机の下に転がっているので誰かが窓を破って侵入し、サーバーを叩き壊さない限り発信を止めることはできない。←ここが強み。(^_^;) もちろんネットからだってそう易々とは侵入させない。いざとなればLANケーブルを引っこ抜いちゃうから。ということで、サーバーの管理者も私自身であるので、エントリーの削除とかサイトの停止なんてことはあり得ない。
で、どうしてもアイツは目障りだとプロバイダーに圧力を掛け、一方的に解約させてブチッと回線を切ることぐらいはやってくるかも知れない。大連立仕掛け人、仙石副官房長官ならやりそうだ。(笑)
そうなったら仕方ないのでまたどこかのプロバイダーに乗り換えるか、日本の法律が及ばない海外のサーバに引っ越すだけだが、そんな悪夢も現実の話となるかも知れないキナ臭~い政局になってきた。

※※ そういえば、飄(つむじ風)さんちが丸ごと閲覧不可になっていたが、今日復活した。
「 被曝労働者の現実が、日本国民全体に降りかかっている!!」の中の原発とマスコミの関係を暴露する画像が引っかかったようだ。で、その画像が削除された状態で再び閲覧可能となっている。 http://bit.ly/esMqkb
この記事が報道しているようにすでに動き始めたということか → http://tl.gd/9k1r96
で、その画像というのが「ジャーナリズムと原子力産業」、なにかと思ったらネットには消しまくることなど不可能なほど出まわっているヤツだ。OCNblogzineが過剰に反応しただけだと。

菅政権はいまだに「直ちに健康に影響を与えない」を繰り返している。が、そんな気休めは早晩通用しなくなるのは自明だ。
政府が放射能汚染を調査しない、調査データ隠蔽をいつまでもやり続けるなら、そんな政権はパージするほかない。原発利権に塗れていた自民党や原発を推進しようとしていた2006年当時の前原誠司民主党代表一派らが大連立してもこの原発の大問題は解決できない。ドロボーにおまわりさんをやらせてもダメだ。連中を除いた新しい政権を作らないことには国民が苦しむだけになるし、この大震災で亡くなったお方も浮かばれない。
「死の大連立」だけは御免被りたい。

CIA新聞と揶揄される読売新聞社主、ポダム@正力松太郎が保守合同を仕掛け、「核」を「原子力の平和利用だ」と言い換えさせ、国民をマインドコントロールした昭和50年代の再来を彷彿とさせる。いまの状況が当時と重なってみえるのは偶然ではないだろう。キーワードが原発であり、与野党が一緒くたになることだから。

※ 日刊ゲンダイは早々と3月27日に報道していた。
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肝心な時に役立たず 放射線予測システム「SPEEDI」の壮大なムダ

ゲンダイネット
2011年03月27日10時00分

 政府の原子力安全委員会は23日、放射性物質の拡散を予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)のデータを公表した。

SPEEDI 」は、日本原子力研究開発機構(旧日本原子力研究所)が設計、開発。現在は文科省の委託を受けた原子力安全技術センターが運用している。原発関連施設や自治体が測定している放射線観測データに気象情報、地形などを加味して危険性を算出する。放射性物質の拡散範囲や量を48時間先まで予測できるとされる。5段階に色分けされた放射線が、原発から少しずつ広がる様子が地図上に表示される仕組みだ。

 福島原発の事故でも、性能発揮が期待されたが、国はなかなか公表しなかった。専門家からの批判が集中したので、震災から2週間経った23日、やっとデータの公表を決めたのである。

 結果は、北西と南側を中心に原発から30キロを超える地域でも100ミリシーベルトを超える被曝量があることが分かった。試算は12日から24日までずっと屋外にいたと想定。原子力安全委員会の班目委員長は、「非常に厳しい条件で算出した。屋内退避の拡大の必要はない」と言っていたが、こうしたシミュレーションは、ドイツや米エネルギー省がとっくに公表している。

「それに今回は、東電が設置したモニタリングポスト(MP)が地震で故障して使えなくなり、放射線に関するデータが入手できない状況が発生した。緊急事態の対応拠点となる福島・大熊町の『原子力災害対策センター(オフサイトセンター)』でも電気系統が壊れて機能不全に陥りました。そのため、正確なデータ収集ができず、予測もままならない状況になったのです」(経済ジャーナリスト)

 原子力安全委員会は「これまでは(機器の故障などで)データが集まらなかった」(総務課)と認め、「公表時期は未定」と言っていた。肝心の時に役立たず、ようやく出してきたものも、避難した後で役に立たなかった。ホント、税金の無駄遣いだ。原発問題に取り組む環境団体「たんぽぽ舎」の柳田真共同代表はこう言った。

「公表されるデータの中には、数値を過小評価し、意図的に加工したり、解釈されたりするケースもあります。4年前の新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発に事故が起きた際、公表された放射能モニターの数値は普通だったが、近くにあった桜の木の花びらが突然散ったため、異常が判明しました。福島原発の事故ではいまだに炉内の水圧、気圧、温度などがすぐに明確に示されません。公表数値がどこまで信用できる『生データ』なのか。そうしたチェックも必要です」

「SPEEDI」が予測を更新する頃には、日本全国に汚染が広がっていそうだ。

(日刊ゲンダイ2011年3月24日掲載)

NHKはいまごろになって出してきた。汚染が広がってから出しても意味ない。
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国 放射性物質の予測公表せず

4月4日 4時15分 動画あり
福島第一原子力発電所の事故で、国は、爆発が起きた翌日の先月16日、原発の北西にある福島県飯舘村などに放射性物質が多く流れると予測したコンピューターシミュレーションの報告を受けましたが、「データが正確でない」として公表を見送っていました。こうした予測データの公表の在り方を巡ってはさまざまな意見があり、今後検討の対象になりそうです。

この予測は、先月14日から15日にかけて、福島第一原発で爆発などが相次いだことを受け、国の委託を受けた分析機関が翌日の16日に「 SPEEDI 」というコンピューターシステムを使い、計算されました。このシステムは、原子炉の温度や圧力などさまざまなデータを基に、原発から放出された放射性物質の量を見積もり、気象データなどから放射性物質の広がりを予測するものです。分析機関では、震災で原子炉のデータが十分に得られないため、その時点で公表されているデータなどを基に、放射性物質の放出量を仮定し、15日の午前0時から24時間にわたって放出されたと想定しました。その結果、放射性物質は南西の方向に加えて飯舘村など北西の方向にも帯状に流れ、こうした地域では屋外で24時間過ごした場合に、乳幼児が受ける甲状腺の内部被ばくの量が人体に影響が出る可能性があるとされる100ミリシーベルトを超える所があるとしていました。SPEEDIは、原子力事故が起きた際に放射性物質の広がりを予測し、政府が避難や屋内退避の指示などを決める際の判断材料にするために作られたものですが、この予測は公表が見送られました。これについて国の原子力安全委員会は「その時点では、放射性物質が放出された場所や量などが特定できておらず、データが正確ではないため公表しなかった」としています。一方、被ばく医療に詳しい長崎大学の長瀧重信名誉教授は「国は、どれぐらいの被ばくが予想され、どれぐらいの危険があるかをもっと公表し、住民と共に避難などの対策を決めるべきだ」と話すなど、今回のような予測データの公表の在り方を巡ってはさまざまな意見があり、今後検討の対象になりそうです。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110404/k10015080851000.html

【参考】
ニッポン政府はデータを出さずに隠しているので、ドイツ気象庁の予想データを掲載しよう。 --> http://www.dwd.de/
・・・ ドイツ気象庁 日本時間4月5日20:00 ・・・

DWD1104051200.gif

 武田邦彦教授のサイト
   ◇ 原発 緊急情報(47) 汚染・6日に日本全土に拡がる怖れ --> こちら

こちらはイギリス
・・・ セシウム137拡散 weatheronline UK ・・・

weatheronlineUK1104051500.jpg

こちらはフランス
・・・ セシウム Cs-137拡散 フランス気象庁 ・・・
METEROFRANCE20110326.jpg


投稿者 hal : 2011年4月 4日 06:37

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