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2011年5月15日

タブーだった原発の経済性、テレビが取り上げた ~NHKもやれと煽ってみる

【 追記:ネットにまつわる小話 】追記記事

 長い、なが~い40年だった。
 この間には、御用マスゴミと御用裁判所も加わった原子力村と反対派住民らとの間で攻防があった。
 多勢に無勢。勝ち目がない裁判だった。

 ここでも裁判所は役立たずだった。
 ニッポンの未来に一石投じるチャンスが何度もあったのに、逃げまわるだけだった。
 未来を潰す判決を出す、こんな程度の仕事しかできないなら裁判所はイラナイ。特に最高裁。

中日新聞2011年5月8日

浜岡原発訴訟は二〇〇二年四月の運転差し止めの仮処分申し立てで始まった。〇七年十月の一審判決で敗訴した住民側が控訴している。
住民らは、原子炉冷却機構が損なわれる事態を主張したが一審判決は「あり得ない」と言い切った福島原発では、そのあり得ない事態が起こった。弁護団の海渡雄一弁護士は「判決は中電の主張をつなぎ合わせただけで安全性の深い考察もなかった」と振り返る

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議論避ける裁判所

 浜岡原発運転差し止め訴訟の原告側弁護団の只野靖弁護士は「福島原発の事故で危険性も実証され、停止してくれという声が広がった結果。首相の要請は出るべくして出た」と歓迎する。
浜岡原発訴訟は二〇〇二年四月の運転差し止めの仮処分申し立てで始まった。〇七年十月の一審判決で敗訴した住民側が控訴している。住民らは、原子炉冷却機儀が損なわれる事態を主張したが一審判決は「あり得ない」と言い切った。福島原発では、そのあり得ない事態が起こった。弁護団の海渡雄一弁護士は「判決は中電の主張をつなぎ合わせただけで安全性の深い考察もなかった」と振り返る。
 住民側の勝訴が確定した原発訴訟はこれまでない。科学論争が繰り広げられる訴訟で、裁判官は安全性を一から判断するのではなく、国の安全審査に見過ごせない誤りがあるかどうかを判断する。
 柏崎刈羽原発訴訟は一、二審とも住民側が敗訴。上告後の〇七年七月、新潟県中越沖地震で耐震設計の想定を上回る揺れを記録し、多くの機器が故障した。ところが上告審は「最高裁は性格上、事実に関する審理はしない」と中越沖地震を考慮に入れず上告を棄却した。(飯田孝幸)
主な原発訴訟の判決 ○...原告勝訴 ×...原告敗訴
原告の請求内容 提訴年 一審 二審 最高裁


この表で振り返ってみると、事実とは無縁なところで歴史がつくられてきたことが、よくわかる。
 
 ニーチェ
   歴史に事実は存在しない。あるのは解釈のみ。
    そして、その解釈は個人の力への意思で決まる。


脱力したところで福島原発の現実に戻る。
2ちゃんねるを覗いてみると活発な書き込みが行われている。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」みたく誹謗中傷が行われていることがある。
手法は決まっていてすぐに話しをそらす、はぐらかす。本人も惨めだと思うが、
つまらないことに時間とエネルギーを使っているものだ。
それと匿名性があると思っているひとがいる。
が、ネットに繋がってるサーバーというのはどのOSだって、やるやらないは別にしてもアクセス記録が保存できる機能がある。
だから管理者権限をもっているものはすべてを知ることが出来る。
光ケーブルだの、東北の◯◯県だのと、細いことまで管理者は把握でき、
どこを見ていてどこから来たのかなどなど、すべての情報について、
これまでのアクセス履歴をリストに出すことなど数分でできる。

きょうび令状も無しに警察が見せろというだけでさっさと見せてしまう危険極まりない「コンピュータ監視法」も成立しかねない情勢だ。
ようは完全な匿名などそもそもあり得ないということを頭の片隅において書き込みやコメントをしなくちゃならないということだ。
串を通してだって同じこと。

不詳管理人は95年からインターネットに繋いできた。
当時はダイアルアップなので存分にアクセスなど無理だった。
それでも諸先輩のサイトで勉強させていただいた。
まだ黎明期だったのでネットにはサイトもあまりなく、ページも少なかった。
サイトを作るのも試行錯誤を繰り返し、ページをアップするのも電話代を気にしながら・・・、そんな時代だった。
そこで多くのことを学んだ。ネットだからとゆって特別なマナーがあるわけではない。
実社会で通用する生き方をしてきた人は、普段のそのままで接すれば誰もが「Welcome!」で迎えてくれる。
いろんな意味で勘違いしている人がいるが、ここがポイントなのだ。

掲示板を「便所の落書き」などと見下したような書き込みに出会うことがあるが、哀れみさえ感じる。
書き込み内容にケチをつける暇があるなら、もっと見なきゃ。
掲示板の面白さというのは、内容もさることながら、
それより書き手がどんな立場で、どんな考えで、どんな心理状態で書いたのかをパパっと仕分けしていくことに醍醐味があると思う。

きょうの本題。
ちょっとあり得ない展開だと驚いたが、京都大学の小出裕章氏がビデオ出演されている。
また下図の著者である立命館大学の大島堅一先生も出演されている。
これまでにっちもさっちも行かず止まったままになっていた時代の歯車が、
ゴロンと一つ回った感がある。まだまだこの先は長いが・・・

レポータ氏の勉強不足がちょっと惜しいが、まぁまぁまとめている。保存はお早めに。
・・・ 【原発の費用】 原発の発電コストを検証 『原発は本当に安いのか』 ・・・

【原発の費用】原発の発電コストを検証 『原発は本当に安いのか』.mp4

経産省が黒塗りにしてまでして実態を見せようとしないカネの流れを炙り出すと、いろいろ見えてくる。

下表の①+②+③の合計については
 さきのエントリー「安全もウソ、経済性もウソ  ~原発を続ける根拠、もともとなかった」
 「電源別費用(単価)の実績」でご紹介した。 --> こちら

費用をもう少し詳しく見ると、
①発電に直接要する費用
②バックエンド費用
③国家からの資金投入
④事故に伴う被害と被害補償費用

 エネルギー政策の費用の考え方
 ・・・ 発電の費用 ・・・
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エネルギー政策の費用の考え方
発電の費用 ①発電に直接要する費用(燃料費、減価償却費、保守費用等) 料金原価に算入 ②バックエンド費用 使用済燃料再処理費用 原子力に固有の費用 放射性廃棄物処分費用 低レベル放射性廃棄物処分費用 高レベル放射性廃棄物処分費用 TRU廃棄物処分費用 廃炉費用解体費用 解体廃棄物処分費用 ③国家からの資金投入(財政支出:開発費用、立地費用)  一般会計、エネルギー特会から ④事故に伴う被害と被害補償費用 原子力発電は莫大。料金原価には不十分にしか反映されていない。 4今回は、①~③について報告。
②バックエンド費用 ・・・ バックエンド費用の費用推計 ・・・
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バックエンド費用の費用推計
再処理             11兆円 返還高レベル放射性廃棄物管理 3000億円 返還低レベル放射性廃棄物管理 5700億円 高レベル放射性廃棄物輸送   1900億円 高レベル放射性廃棄物処分  2兆5500億円 TRU廃棄物地層処分       8100億円 使用済燃料輸送        9200億円 使用済燃料中間貯蔵     1兆100億円 MOX燃料加工        1兆1900億円 ウラン濃縮工場バックエンド  2400億円 合計 18兆8800億円

出所:総合資源エネルギー調査会電気事業分科会コスト等検討小委員会
(2004)「バックエンド事業全般にわたるコスト構造、原子力発電全体の収益性の分析・評価」


③国家からの資金投入
電源三法システム  交付金交付額(電源別)
・交付金交付額実績からすれば、電源三法交付金の約7割が原子力向けになっている。
・・・ 国家からの資金投入 ・・・
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投稿者 hal : 2011年5月15日 00:44

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