« きょう、原発推進内閣が発足 ~国民の審判を受けるべく総選挙を! | メイン | 増税で突っ走ったら稚拙すぎる ~増税やらせて解散を狙う自民党 »

2011年9月 2日

ネガフィルムのデジタルスキャン ~進展が期待される高知白バイ事件


 高知県警が証拠として裁判所に提出していた130枚の写真について、その元になるネガフィルムこそが証拠になりうると主張していました。最高裁でも蹴られ、ネガの開示はこれまでずっと拒否され続けてきました。

それが、5年目にして(2011年3月末)ようやく見られるようになりました。が、その検証をしっかりと行えるまでに至っていませんでした。

 なぜ印画紙上の画像ではダメなのか、ネガを検証する必要があるのかといえば、

1)スリップ痕と言われる痕跡は、路面に液体によって描かれたもの。
2)運転席の片岡さんの写真やスリップ痕の証拠写真には、一部デジタル加工されているものがある。
などから、警察が写真を弄った形跡がみられ、かつ開示されたネガフィルムが原本オリジナルではないと判断していたからです。

きょう9月2日に行われた検証のレポートが支援者さんのブログにアップされました。
    ◇ 検証とネガ その6  --> こちら

要約すると、
 1.ネガフィルムのデジタルコピーが実施された。 解像度1000万画素程度
 2.ネガのコピーデーターは写真解析の専門家に依頼して、解析を行う。
 3.その結果は新証拠として高知地裁に提出されることになる。

1000万画素とはちょっと半端な印象を受けました。
きょうびテラバイトの時代ですから、生成されたデータの大きさの制限があったとは思えないからです。
プロレベルだとしたら6400dpiでしょうからこれで35mmフィルムをスキャンすれば、
ネガは横1.417インチ×縦0.945インチの大きさですから
1.417×6400×0.945×6400=54848102・・・ 5480万画素
3200dpiなら四分の一の1370万画素となります。
ということから3200dpiでスキャンしたということでしょうか。どうせなら6400dpiでスキャンしておけば万全だったように思います。

ちなみに200万画素なら、
2000000÷1.417÷0.945の√ で ≒1199.9dpi、 1200dpi ということになります。
きょうび1万5千円程度で、
1462万画素のCMOSイメージセンサー、3000dpi の実力がある機器があります。
http://www.tsuten.com/pc/detail/item.php?item_id=66364&category=

このデータが画像解析の権威に渡されるということですから、解析結果の期待が否が応にも膨らみます。
再審を開始するかどうかの判断にあたり、裁判官が「吟味するに値しない」などと切り捨てることなく、良心に従い、科学的知見に基づいてこの事件に取り組んでいただきたいと切に願っています。

本日 午後、東京調布市の富士フィルム関連会社にて、ネガの検証が行われました。
詳細な内容は私のところに届いていませんが、最低限の目的は達成されたようです。 以下その報告です。
裁判官1名と片岡さん、生田弁護士、石川鑑定士、検証先技術者の立会いの下、ネガフィルムのデジタルコピーと写真の焼きつけ作業が行われた。
高知白バイ事件において、片岡さん実刑判決の決定的証拠とされたのが、路面に残されたブレーキ痕や擦過痕などを撮影した写真だ。私達はバスに乗っていた23名の中学生の証言や第3者の目撃証言からスクールバスは止まっており、急ブレーキなどはかけていないと判断している。
2007年の高知地裁判決(確定審)後、高知県警の撮影した現場写真を解析した結果、お 1)スリップ痕と言われる痕跡は、路面に液体によって描かれたもの。
2)運転席の片岡さんの写真やスリップ痕の証拠写真には、一部デジタル加工されているものがある。
という結論にいたり、ネガの検証をするために、、高知県警告訴(証拠隠滅罪)や国賠訴訟(上告中)において、ネガの開示を求めてきた。
2011年3月末、高知地検は裁判所に対し、「ネガの開示は然るべく」とそれを了承し、裁判所はネガの検証を9月2日、富士フィルム関連会社に決定した。それに先立ち、同年7月にネガは弁護側に開示された。
弁護側は、開示されたネガのデジタルカメラによる接写を実施、、その結果、さらに重大な疑惑が生じた。 開示されたネガは原本ではない可能性があるのだ。
どういうことかと言えば、このブログや支援ブログなどで指摘されていたねつ造箇所の痕跡が、改善されている疑いがあるということだ。つまりネガは原本でない疑いが出てきた
私たちが開示された際に入手した資料では、解像度の不足や資料不足で、「ネガは原本ではない」ことを証明するにはいたらなかった。 そこで、本日のネガ検証に関して、手焼きでの焼き付け、4つ切り以上のサイズ、ネガのポジフィルム接写等さまざまの要求を求めていた。
今回の検証で行われた作業は、ネガのデジタルコピーと印画紙への焼き付けの二つだけだった。私たちの要求は写真解析の専門家の人たちのアドバイスを受けてのものだったが、それが認められなかったことになる。
しかし、ネガのデジタルコピーの解像度は、恐らく今の日本で考えられる最高解像度でコピーすることができた。使用された機材は不明だが、検証した技術者はその解像度を1000万画素程度と証言している。
一般にネガフィルムの持つ解像度は1000万~1500万画素と言われるから必要十分な解像度だろう。今まで、私たちが所有していた現場写真のサイズは7M~2Mであり、写真を拡大検証するには限界があった。今回はネガ一枚当たり30M程度のサイズでコピーできたから、かなりのサイズに拡大できるし、画像の明るさもかなり細かく調整できることになった。
これにより、見えなかった部分が見えてきたり、デジタル加工の痕跡を明確にすることが可能になると期待している。画像解析の専門家も、最低限であるが解像度は確保できたと判断しているところが心強い。
この1000万画素のコピーの実施については余談がある。 当初、裁判所が予定していた解像度は200万画素だったらしい。近所のDPEで行われるネガのコピーと変わりはない解像度だ。危ないところだった。200万画素程度なら何の役にも立たない。
裁判官もその変更理由に納得し、変更を認めてくれたという。 それでこそ真実の解明が職務の裁判官本来の姿だろう。して当然のことをしたのだから、感謝する必要はないのかもしれないが、高知白バイ事件関連の裁判で、そういう裁判官に巡り合ったのは初めてだ。 たとえ「しぶしぶ」の解像度変更であったとしても、私は感謝する。
今回 入手したネガのコピーデーターは写真解析の専門家に依頼して、解析を行う予定だ。その結果は新証拠として高知地裁に提出されることになる。 この先予定されるコピーデーターの解析は新たな事実の発見につながるものであり、それに加えて。これまでの私たちの主張を裏付けする重要な証拠となるだろう。 このデーター解析の結果は、9月中旬以降に行われる裁判所の嘱託鑑定に大きな影響を及ぼすの必至だ。

投稿者 hal : 2011年9月 2日 19:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://c3plamo.slyip.com/cgi-bin/mt-tb.cgi/2457