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2013年7月16日

「農業守る」って本当? ~すでに「聖域なき・・」は消えてるけど、TPP

朝刊では

「聖域」主張へ TPP会合開催

 日本、23日から合流
  「コメ」「麦」「牛・豚肉」「乳製品」「甘味資源作物」

と見出しに文字が躍っている。

が、7月15日~19日に行われているところの、
最大の焦点である工業製品や農産品の関税を扱う「市場アクセス」の作業部会には
日本は参加すらできていない。
交渉は実質終わっているという発表もある中、
協議が揉めているから、日本が巻き返しなるかみたいな期待を持たせる報道をしているが、
ホントか!?


その行く末を自民党の公約の中に見ることができる。
 ■変遷著しい、自民党参議院選挙公約2013--> こちら

【 TPP 】
直近の公約(2012年11月、衆院選での選挙公約)にはあった「聖域なき・・」の文言は
遠の昔に消えている。
公約の本音は、
「一生懸命に交渉するんだ・したんだけど・・」という、
あくまでも国民向けのポーズであって、
すでに負けを見越して、公約を用意していたとみえる。

参議院選挙公約2013 2013.6.21版更新6.26直近の公約
(参議院選挙公約20132013sanin2013-07-04.pdfより抜粋)
国益にかなう経済連携
●TPP等の経済連携交渉は、交渉力を駆使し、守るべきものは守り、攻めるべきものは 攻めることにより、国益にかなう最善の道を追求します。
●新興国等の成長を最大限取り込むため、2018年までに、貿易のFTA比率70%(現状19%)を目指します。
自民党政策パンフレット2012 seisaku_ichiban24(2012年11月21日作成)
から、 TPP関連を抜粋

TPP
・「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、TPP交渉参加に反対します。
政権公約2012
から抜粋

TPPに関しては、政府が国民の知らないところで、交渉参加の条件に関する安易な妥協を繰り返さぬよう、わが党として判断基準を政府に示しています。
①政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
②自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
③国民皆保険制度を守る。
④食の安全安心の基準を守る。
⑤国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
⑥政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
ウソをつき、有権者を裏切ってまでして議席を手に入れた安倍自民党だが、 こんどの参院選も再び有権者を騙すつもりか

【 公約は大嘘だった自民党 】
安倍晋三総理は政権復帰後、三ヶ月もしないうちにTPP参加を決定した。
衆院選2012でなんとゆっていたか
そのときの証拠写真の数々・・

「耕す」がポイント。
安倍氏も応援に駆けつけ、そして当選。
・・・ 【山形県第2区】鈴木憲和候補の事務所開き街頭演説会 2/3 ・・・

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山形2区の自民すずきのりかず氏、地元・山形県置賜郡高畠町近辺

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「聖域なき・・」も「脱退」も、自民党の選挙公約には存在してない
党本部も候補者も当選することしか考えてないので、現場ではありもしないことをいう。
自民党の公約を読めば、引き返す方法も示されておらず、
譲るに譲って玉砕するほかないと読める。

そもそも安倍執行部にちゃぶ台をひっくり返す覚悟も力量もあるわけでもなく、
結局、多くの国民が泣きをみることになる蓋然性が高い。
悲惨なことだが・・・。

中日新聞2013年7月16日
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「農業守る」本当? 選挙時の主張に不信

TPP~山形~

 参院選は、二十一日の投票日に向けて終盤戦に入った。候補者たちは連日、街頭などで公約を訴えているが、本紙には「各党の美辞麗句は説得力がない」との声が多く寄せられている。重要な争点の現場で、影響を強く受ける人々に、選挙戦での各党の主張はどう届いているのか。初回は、環太平洋連携協定(TPP)の参加問題が最大の関心事になっている農業県の山形選挙区を歩いた。

有権者発
FAX 0120 013710
メール・ tseiji@chunichi.co.jp
ツイツター @tokyoseijibu
フェイスブック・www.facebook.com/tokyoseijibu

現場から㊤

「TPPに参加して、どうやって生活を安定させ、後継者を育てるのか」
 七月に入り、出穂間近に育ったイネの緑が鮮やかな水田が広がる山形県北東部。機械を背負い農薬をまく年配者の姿がちらほらと見える。秋田、宮城両県境に位置する最上町でブランド米「はえぬき」作りに精を出す大場喜一さん(六四)は、生育がいいイネを横目に、納得がいかない顔をしていた。
 大場さんの農地は平均面積よりやや広い四㌶だが、生活は楽ではない。ことしはコメが豊作だが、買い取り価格は確実に下がるという。円安の影響で燃料代も上がっている。
 TPP参加で外国の農産品が安く輸入されるようになれば、競争力のない小規模農家はひとたまりもない。
 県の試算では、関税が即時撤廃され、国内対策が何もない場合、県内の農林水産業の生産額は約三割に当たる六百六十八億円も減少する。政府は三月、全国で約三兆円の農産品の生産が減るとの試算を出している。
 山形にはブランド米のつや姫や高級サクランボの佐藤錦、米沢牛など、全国に名の知れた農産品が多い。高い品質とブランドカがあればTPPに参加しても生き残ることができるとの見方もある。
 だが県南部の長井市で佐藤錦などを栽培する安達浩吉さん(六七)は「関税が撤廃されたら、農家をやめないといけない」。安倍政権は「強い農業」を掲げ、農地の集約や海外輸出を進める方針だが「対応できるのは一部だけ」と懐疑的だ。
 日本海に面した酒田市のコメ農家、芝田欽吾さん(七〇)は「交渉に参加すれば、譲歩せざるを得ない。政治家が『守る』と言うのは選挙の時だけだ」と不信感をあらわにした。
 丹念に声を拾うと、TPPへの拒絶反応とともに、政治家に対する不満がまん延しているのが分かる。
   ×  ×
 自民党は昨年の衆院選で「聖域なき関税撤廃が前提なら交渉参加に反対」と公約。県内でも断固反対を訴えた自民候補らが勝ち、参加を進めるとした民主党政権は崩壊した。
 だが安倍晋三首相は、政権復帰後三カ月もたたずに参加を決めた。TPPに反対だと思って自民党を支持した農家たちは「情報を出さず、地域の声も聞かずに手のひらを返した」と怒り心頭。農協の政治団体は自民候補に推薦を出さなかった。参院選で自民新人の大沼瑞穂氏は「聖域を守れなければ脱退する」と訴えるが、参院選の自民党公約に「脱退」はなく、農家からは「信じられない」との声も上がる。
 TPP反対を貫いて民主党を離れたみどりの風現職の舟山康江氏は、農協の政治団体の推薦を得て「TPPは間違いなく聖域なき関税撤廃だ」と批判。共産新人の太田俊男氏は一貫したTPP反対を強調し「参加で山形の農業は崩壊する」と訴える。
 だが、コメ農家の大場さんが聞きたいのは「もし守れない時、どんな手だてがあるのか」。答えは聞こえてこない。
 山形には自動車関連や電子機器系の工場があり、TPP参加で有利になる輸出産業も根付いている。農家の家族でも親が農業、子どもが工場で働くケースもある。一概に反対一辺倒になり切れない側面もある。有権者の心は揺れている。   (金杉貴雄)

私は小規模の農家を営んでいる。環太平洋連携協定(TPP)によって地方がどのような影響を受けるが、不安を持って行方を見守っている。
埼玉県越生町、農業 水沢隆さん、66歳

◇山形選挙区候補者(改選1)
大沼 瑞穂34 自 新 元東京財団研究員=公明
太田 俊男59 共 新 党県副委員長
城取 良太36 諸 新 幸福実現党員
舟山 康江47 ミ 親① 元農水政務官=社民

TPPに関する山形選挙区の主な候補者の主張
(公約や街頭演説などから抜粋)
大沼瑞穂(自民)
聖域を守り、粘り強い交渉をしていく。聖域が守られなければ脱退する。守るべきものは守り、攻めるところは攻める。

太田俊男(共産)
山形の基幹産業の農業だけでなく、雇用・医療・保険などあらゆる分野に大打撃を与えるTPP交渉参加を断固阻止する。

舟山康江(みどり)
TPPは究極の市場原理主義であり、日本の伝統や文化を壊す。問題点を広く国民に情報開示し、撤退を求め続ける。




投稿者 hal : 2013年7月16日 06:17

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