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2015年1月14日

高知地裁が再審棄却 証拠ねつ造を否定 ~高知白バイ事件

ズルズルと引っ張り、31回の三者協議。気を持たせたのはなんだったのか
再審開始する気がホントにあったのかという疑念がでてきます。
「バスは止まっていた。タイヤ痕は本物だ、捏造は引っ込めろ!!」
という主旨ですが、これは裁判所が持ちかけてきたまさに司法取引といえるものでした。
これを呑んだら再審開始してやってもいいと解され、それを公文書ではなくFAXで送ってきました。
あれはいったいなんだったんでしょうか。
今後検証されなければならない課題を残しました。

費用や労力のこともありますから、
その気がないなら、とっとと棄却の決定を出すべきでした。
片岡さんは裁判所からの誘惑に負けることなく、差し出されたニンジンを蹴って
あくまでも捏造を主張したところ、ようやく棄却の決定を出してきました・・・。


高知白バイ衝突死(29)証拠ねつ造を否定...再審認めず"
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2015/01/14 に公開 シリーズでお送りしている高知県の白バイとスクールバスの衝突死亡事故。無実を訴えな­がら刑務所に服役したバスの元運転手が裁判のやり直しを求めていましたが、12月、高­知地裁が再審を認めない決定を下しました。焦点となっていた「証拠ねつ造」を否定する­内容でした。

【一部再掲】
 ■裁判所の提案でも、最大の加速度をつくりだすことができない ~高知白バイ事件 --> こちら より
・・・
実はこれは2008.7.3初版 (こちら)に掲載し、ブログでも取り上げてきました。
 ■ ABSを知らなかった?「運動量保存則による計算」--> こちら
 ■ 衝突の瞬間  破壊の大きさに見合う衝突時間が必要 --> こちら

それを再度蒸し返しただけです。
当時においても、支援者さんら世間様の反応はあまりありませんでしたが
今度の裁判所の提案があまりに酷いものですから
見るに見かねてもっかい取り上げてみました。

・・・ 裁判所の新提案についての検証 ・・・
クリックで原寸大
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裁判所の新提案についての検証

【裁判所の新説】
バスは止まっていた。タイヤ痕は本物である。
停止していたバスに、白バイが突っこんできた。(④地点付近にて)
「バスは停止していた」に変更された。
停止中だからブレーキを踏んでいたはずであり、かつ、衝突で押されたので路面に付いたタイヤ痕は本物だという、お説だと読める。
衝突された力を受けて、バスが滑走しだし、⑤地点で最終停止。
ところが、④地点付近には大破壊の痕跡はなく、
バスにも白バイにも大きな破壊が起きていない。
なのに、なぜかズルズル動き出し・・・。
⑤地点の寸前、すなわち運動エネルギーが消滅する寸前で、大破壊が起きたと言いたげである。

④地点(衝突地点)

そもそも、押されて動くのか!?
大きさがない剛体としてざっくり試算してみると・・
いすずガーラミオ車両総重量9420キロ
生徒22人、教員3人運転手1人=1170kg45kg平均
、バス視認後、急制動が効いて白バイの衝突直前の速度60km/h、として
※ 当日晴れ、路面乾燥
バスの方、
摩擦係数0.7として10590x9.8x0.7=72647
白バイの方、隊員60kgとして
(300+60)x16.7x16.7x1/2=50200
結果:動き出さない。白バイが80kmだったらあり得るが車体とバスの車体に付いた傷からバンク角が推定され、それを元に計算しても60kmあたりが妥当ではないか。(注意)3mも押し続け、かつ大破壊できるエネルギーを持っているかどうかまでは計算してないがやるまでもないだろう。

衝突の瞬間を測定した実データ
※ヤマハ発動機二輪車衝突実験より引用

正負の加速度が衝突によってどれだけ過大になり、
それが運転者の体にどのようにダメージを与えるかの実験。エアーバックの実験も行っている。

この実験で判明したことは
大破壊に必要な加速度が最大になる時間帯は、
せいぜい100msしかないということ。

1秒も2秒もかけてダラダラと大破壊が起きることはあり得ないということだ。

結論: 大破壊にかかる時間は、わずか100ms

白バイが破壊もせずにバスを押して、
歩くほどの速さで⑤地点まで辿り着いたというお説。

現場に残された状況と、裁判所の提案を混ぜると、
荒唐無稽な話だがそういうことになる。

だとすると、バスはズルズルと押されたことになる。
白バイがバスを押した力はバスが止まろうとする動摩擦力よりも大きな力で押していたはず。動いたのだから・・・
押した力はバスに運動エネルギーとして蓄えられ、その後、路面にタイヤ痕を付けながら摩擦熱として消耗され、残ったエネルギーによって、
⑤地点の寸前でおもむろに大破壊がおき、隊員の体を傷つけ、バスも白バイも大きく破損し、全てのエネルギーが消費尽くされ、停止したということになるのだが・・・。

このような警察・検察ストーリー、そして今般の裁判所案では、
合体後の移動速度が人の歩くほどの速さとなり、それでは大きな加速度を作ることが不可能だ。
すなわち大破壊は起こり得ない。そういう物理の基本に持ち込まれたくないので、わざとそこに触れないようにしているのだろう。
そこを突かれた、ノックアウトになるからだ。

大破壊となるには最大加速度が必要不可欠であり、それを作りだすには大きなスピードが出ている状況下で、かつ、その速度を瞬時にゼロにすることでしか起き得ない。ヤマハ発動機の衝突実験で明らかのように、衝突時間は現実には100msほどの極小である。その間に大半が終わってしまう。

次の式に示すように、分母(秒)が小さければ小さいほど大きな破壊力が生まれる。

力(N)=質量(kg)×加速度(m/sec2)

100msといえば、この↑時間軸目盛り、1つ

大きな衝撃力が発生するか否かは衝突時間に左右される
 短ければ短いほど大きな衝撃力になる。

確定審で採用された警察・検察ストーリーでは、その衝突時間100msがどこの時点で発生したのかが示されていない。すなわちどこの地点で大破壊が起きたかがまったく不明なままにされている。
そもそも彼らのストーリーでは、示すことは不可能だ。
というのは、
衝突したと主張する6.5m地点から最終地点までは人の歩く速さで移動したと説明しているので、その間では大きな加速度が発生もしようがないからである。
速度10km/hで移動中に速度ゼロとなっても加速度=(0-10000)/3600/1≒2.78[m/sec2]。2.78÷1÷9.8=0.28G となり、せいぜいが原付自転車でどこかにぶつかった程度の衝撃にしかならない。

勿論6.5m地点でも発生していないのは現場の状況が物語っている。なにも落ちていない。パトライトの1個の破片を除いては。
これだけからみても彼らの論理は破綻している。

今般、裁判所が提案してきた中にも示されていない。上と同じ理由で示すことは不可能である。

ところが、大破壊は、現実に起きていた。⑤の地点で。
なので、加速度が最大になる時間帯がどこかにあったはずである。(ただし衝突現象なので加速度はマイナスになる。)

警察・検察ストーリーでも、今般の裁判所提案でも、それが存在しえない。理由は上述のとおりである。
すなわち作り話と断定できる。

唯一、弁護側が主張する事故形態には大きな加速度が存在し得る。

⑤地点で衝突が起きた。
実際に、そこにはバスに食い込んだ白バイと、周辺に破壊の現場が残されていた。
そこの地点に突っこんできた白バイは、
瞬時に速度がゼロになり、そこで最大の加速度が発生し大きな衝撃力が発生した。
そして大破壊となった。
無理なく説明できる。
物理の法則に背くこと無くピタリと当て嵌まる。ありふれた交通事故だった。

裁判所の提案でもそうだと想定されますが、
警察・検察が衝突したと主張する6.5m地点から最終地点までは、
人の歩く速さで移動したと説明しているので、その間では大きな加速度が発生もしようありません。
速度10km/hで移動中に速度ゼロとなっても加速度=(0-10000)/3600/1≒2.78[m/sec2]。2.78÷1÷9.8=0.28G となり、せいぜいが原付自転車でどこかにぶつかった程度の衝撃にしかなりません。
その辺の説明をしています。

 ◇ あの時、バスは止まっていた  警察ストーリーで合理的な説明ができるか 衝突の瞬間を検証してみる --> こちら
 ■ 第12回準備書面  ~愛媛白バイ事故 --> こちら ここでも加速度の計算がでてくる。

大昔のエントリーを開いてみると、いろいろでてきます。
 ■ 横滑り論?が撃沈されたというお話 掲示板より --> こちら


680 :名無しピーポ君:2008/01/17(木) 11:33:05
軽く概算してみた

バス前輪タイヤ一本分にかかる質量が2000[Kg]
二本分で4000[Kg]とする

白バイ装備質量が300[Kg]
速度60[Km/h]=50/3 [m/s]

重力加速度9.8[m/s^2]~10[m/s^2]
路面とタイヤの動摩擦係数μとすると

白バイの運動エネルギーが 全て バスの前部横滑りに転化されたとすると μNΔx=T すなわち
μ・4000・9.8・Δx=300・0.5・(50/3)^2

概算で
Δx~1/μ [m]

摩擦係数μってのは、自重と同じ力がかかったとき動きだす場合が1なので、普通それより小さいはず
だからこの場合には、バスは1メートル以上のオーダーで横滑りしてもおかしくは無い。

但し、この計算にはバスと白バイの破壊に使われたエネルギーは考慮されていないので
実際にはこれよりも短くなる

【おまけ】
おまけとしましたが、実はこれがこのエントリーの核心だったりします。
以上グダグダと書いてきたことを、
2chの住民が実に巧みな技でまとめてくれています。

上で述べてきた小難しい話が理解できたひとは、これもスパッとわかると思います。
そして「ぷっ!」と笑いが・・

 ■ 事故の瞬間をスローモーション分析 --> こちら から一部再掲


この作者、だれだかわかりませんが、
この人、ちゃんと物理がわかっていて
その上であり得ない警察・検察ストーリーをその物理をベースに鋭く突き、
その鮮やかさに、言葉もありません。
最大のポイントは
バスがゆっくり停止してから、急に部品が砕け散った
です。
「速度がゼロになってから最大の加速度が発生し、大きな破壊力が生まれたんだよねっ」
と、半ば小馬鹿にし、
警察・検察が物理現象としてあり得ないストーリーを作ったことへの批判を
作者一流のセンスで書き込んだと理解しています。

11 :名無しピーポ君:2008/01/01(火) 12:54:30
バスは車道に入る手前で一旦停止した
その時、右をちらっと見ただけで車道に出た
その時、白バイは16.7km/h×5秒の83.5m先を60km/hで走っていた
バスが6.5メールを5秒かけて進んだ時には人が早足で歩くぐらいのスピードが出ていた
その地点で、右手から来た白バイをはねた
その瞬間東に3.9メートル吉岡隊員がはね飛ばされた
白バイは1.7メートルバスにくっついて立ったまま人の歩く程度の速度で進んだ
または、白バイは浮き上がったまま人の歩く速度で空中を移動した
バスは1.7メートル空走後、急ブレーキがかかった
その証拠が1~1.2メートルのブレーキ痕

バイクはバスに急ブレーキが掛かり始めた地点で斜めにバスの下に潜り込んだ
その証拠がレ形のタイヤ痕やバンパーなどの擦過痕

バイクはゆっくりと約3メートル引きずられた
うち1.2メートル引きずられた跡が残った
バスがゆっくり停止してから、急に部品が砕け散った
停止してから急にラジエーターの液体が噴出した

道路の勾配に沿って流れた
タイヤの下にバイクから漏れたラジエーター液か、オイルか、体液が溜まった
停止してからサイドボックスのフタが開いた

・・・ 不思議いっぱい 衝突地点現場 ・・・  クリックで原寸大 ↓
ここが衝突地点現場


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投稿者 hal : 2015年1月14日 20:22