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2017年5月18日

【 サーバーダウン 】故障の原因判明 ~①リセットスイッチ ②CPUファン

 標題のように、実は原因が2つありました。
2つもあったとは、まったくの想定外でした。
通常、トラブルといえばなにか一つの原因があって、それから派生する現象がでるので
原因もそれをもとにして探っていけばそれほど難しいことでもないですが
こんどの故障では原因が2つもあり、それも別々に存在していたのにかかわらず
頭の中では1つの原因として考えているので
現われているワケワカメの症状の説明がつかず、しかも調子がいい状態もあったので、
ずっと頭の中が混乱していました。
 そのため、原因究明も大きく遅れることになりました。
「原因は一つの筈だ」という勝手な思い込みが邪魔していました。


 今般、幸いというか、
サーバーが完全に止まってしまったことで、故障状況が固定化され
それを分解した事で確認できました。
やっとこさ、原因が2つあったことを突き止めることができました。
わかってしまえば、なんのこともないですが
これまでの症状をすべて説明でき、なるほどなぁとスッキリできました。

 不調はもう数年前からおきていました。
ところが調子のいいときもあるので原因までは辿り付けませんでした。
あるときはリブートを繰り返すことが増え、またあるときはOSの応答が遅くなるという症状があり
どちらも同じ一つの原因から起きている事だという思い込みでアレコレ考えていたので
原因を探れないのは当然といえば当然でした。
無様なことでした。

分解すると、その原因はしっかり保全されていました。
逆にいえば、ここまで酷くならないと原因は特定されそうもない、ともいえます。
まさかリセットスイッチが・・・、
まさかファンモーターが・・・
しかもその2つがなんの脈絡もなく原因として進行し、状態が悪化していたなんて夢にも思わなかったですから。

2つ原因が、別々に存在していた
 ① CPUファンモータのボールベアリングの劣化が進行し、最終的には軸が固着してしまった。
 ② リセットスイッチノブとハウジングの隙間に埃が入り込みリセットが掛かる位置でひっかかったままだった。

①のほうの現象ですが
モータが回りにくくなり、止まる場合もありますが
そもそもファンが完全に止まるとCPUが加熱し、自分の発熱で破壊してしまうので防止の仕組みが組み込まれています。
ファンモータ停止信号をシステムが検知し自動でシステムをホールドし、OSも停止。
そうなればハードディスクの回転も止まります。
 OSの応答がやけに遅くなる症状が増えてきたのは
一時的にホールドされることが増してきたからだと、推察しています。
ついに最後の最後の瞬間がやってきて、ファンモータの軸受け(ボールベアリング)が完全に固着してしまいました。

②リセットスイッチの方ですが
リセットしかかりの不安定な位置でノブが引っかかっているので
なんの脈絡もなくシステムリセットが掛かり、勝手にリブートを繰り返していました。

【固着したファンモータ F07R-12B8S1 01A (Nidec ) 】
Intel Socket 370 CPU Fan F07R-12B8S1 01A (Nidec )   クリックで原寸大
F07R-12B8S1_s.jpg

【 交換用のファンモータ 】
10年以上も前の製品ということもあり、手には入るとしてもベラボーな値段だったりします。
そもそもが形状が特殊なのでそのまま取り替えられる代替え品はなく、仕方ないので汎用品をなんとか使うことにしました。
そこで大量にでまわっているケースファンを流用し、金具を加工してヒートシンクに固定します。

台湾メーカーですが、たまたま手持ちがありました。
他の手持ちの数個と比べても振動が少なく
かつ、風切り音が小さいのでこれを使うことしました。(耐久性は未知数)
羽根も大きく、厚みも25mmもあるので十分な風量がえられ、
非力なPentiumⅢを冷やすには必要十分です。

 ところで、ファンの寿命を決定づけているのは軸受けの機械的寿命です。
その中でもグリースが蒸発してしまい、それが原因でご臨終となる故障パターンがもっとも多いそうです。(ファンメーカ)
周りの環境など、軸の温度によって蒸発のスピードが違ってくるので、
メーカもそれにはつきあいきれず、メーカーもそれに対しては保障しきれず、どこもやっていません。
ということなので、「適宜交換すること」を謳っています。

 一つの目安として、数万時間で交換というのがあります。
ちなみに固着したこのファンはすでに12年使っていたので
12×365×24=87,600時間・・ワォ!
とっくに交換時期を過ぎていました。

そこでファンを交換ということですが、
サーバーは24時間年中無休なので、
深夜に五月蝿いと家人からクレームがはいるので、「ゴォ~」というのはダメ。
静かなファンに限ります。

このファンは軸の振動が少なく、かつ、風切り音もとても静かなので
金具を加工してヒートシンクになんとか固定し、CPUファンとして使います。

AVC DF0802512SEMN 80mm 12V DC 0.13A 3-Pin  クリックで原寸大
AVC_DF0802512SEMN_s.jpg


ちなみに、オリジナルはインテル「F07R12B8S1 01A」 DC12v 0.13A(NIDEC) 
Intel Socket 370 CPU Fan And Heat Sink A70185-001  クリックで原寸大
F07R12B8S1_fan_s.jpg

投稿者 hal : 2017年5月18日 23:26