2009年7月 4日

『素人が口を出すな』という感じがあった ~全国検察審査協会連合会会長

法律の改正で検察審査会が果たす役割も大きくなり、その存在がさらに脚光を浴びることになりそうです。ある意味前進であり前向きの評価をしたいところですが、実際問題として裁判をきちんとやってほしいと願っている人たちの思いが叶えられるだろうかという疑問があります。

高知白バイ事件で、検察審査会の議決がでました。「不起訴不当」でした。審査員11人中6人、もしくは7人が検察のやったことは納得できないと判断した結果だと推定されます。民主主義の多数決の原理でいけば文句なしに「検察が起訴しないのはオカシイ」という結論を高知県民が出したということです。が、それでも検察は微動だにしませんでした。
「不起訴不当」と「起訴相当」の閾値がどんな経緯で作られたか知りませんが、精度が作られて随分時が経ちました。その制度が十分に機能してないこともあり、それを生かそうとして法律がすこし改正されました。せっかくそういう機運がでてきたのですから、もう少し踏み込んでやってもらいたい思いがあります。というのは、
裁判員制度では多数決で有罪無罪を決め、死刑でさえ多数決で決めるご時勢ですから、検察審査会の場でも単純明快な「多数決」でなんの問題がありましょうか、ということです。
「不起訴不当」と「起訴相当」を廃止して「2分の1以上の多数決」にすべき、ということです。

裁判の数が増加するのを避けたい、予算面で云々というのがあるのでしょう。が、それは別の問題です。裁判官を増やすなどしなければならないですが、それは避けて通れないことです。予算を押さえるためにヘンテコな理屈を拵えて入口を絞ることなど本末転倒なことです。

ということと、もう一つ、「検察の協力が十分に得られるかどうか」です。
これは下記の中日新聞が一番最後でふれています。
高知白バイ事件は特異な事件ですが、それでも裁判にのせることができれば通常の事件として扱われるので多くの人がそれを望んでいたと思います。ところが検察は検察審査会の議決も無視、なにもしませんでした。

ここで仮定の話として考えてみます。
「2回つづけて起訴相当の議決がでて、弁護士が起訴して裁判を始めることとなった」として想像してみます。
白バイ事件では証拠(といっても物証はなく、路面にあったとされるブレーキ痕のようなものを写した写真があるのみ)自体が怪しいとみられ、それを担保するネガフィルムさえ拒否されている事件ですが、そんな事件において弁護士が起訴したとして、どこまで証拠集めができるだろうか、検察や警察に乗り込んで調べられるだろうかという大問題があります。
選任された弁護士には起訴できる権限は与えられますが、捜査権は与えられません。証拠に辿り着くにはどうしても捜査権が必要であり、そのときは検察にお願いして依頼するしか方法はありません。そこで検察がホイホイと協力してくれるというなら、そもそもがそんなゴタゴタになってなかったでしょうし、検察審査会の出番もなく、検察が起訴を拒むこともなかったはずです。
ということは、検察が捜査に協力しないだろうということが容易に想像されます。

※「検察の協力」について、何日か前のNHKクローズアップ現代で取り上げられ、実際の事件で苦労し、協力が得られなかったという弁護士が登場していました。

とにもかくにも司法制度改革の歯車が回りだしました。
どうせやるなら制度をちゃんと機能させた方がいいに決まっているので、上で述べた2点についても議論が高まってほしいものだと思います。 

 1. 「不起訴不当」と「起訴相当」を廃止して、単純明快な「2分の1以上の多数決」にする
 2. 選任された弁護士に捜査権を与える

中日新聞2009年7月3日

  ■ 無罪増加?

 最高裁の統計によると、検審で「起訴相当」か「不起訴不当」と議決されたもので、起訴に至ったのは三割弱。審査員OBでつくる全国検察審査協会連合会の高野武会長(七七)は「これまで検察には『素人が口を出すな』という感じがあった」と振り返る。

 議決に法的拘束力を持たせた今回の法改正と裁判員制度導入は、国民の司法参加を担う「車の両輪」とされる。起訴された事件を国民が裁く裁判員裁判と同様、不起訴事件についても民意を直接反映させる狙いがあった。

 交通事故や業務上過失事件の被害者が強制起訴に寄せる期待は大きい。だが、一般的には不起訴になった事件は公判維持が難しく、結果的に無罪が増える可能性もある。

 神弁護士は「有罪率99%の現状が世界で異例。無罪になっても、裁判という公の場で審理されることに意味がある」と強調する。

 二度目の起訴議決で、弁護士が被告の責任を追及する検察官役となる。補充捜査が必要とされる事件も予想される。このため、検察の協力が十分に得られるかどうかが課題だ。

chuniti090704.gif


投稿者 hal : 09:05 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 3日

コメント欄が活気?づいている ~高知白バイ事件

ちょっと巨大掲示板を見にいってないうちに、随分とスレッドが進んでいました。
その一つが、『また冤罪!スリップ痕捏造 「高知白バイ事件」有罪判決 17』です。もう17です。 --> こちら
所詮掲示板ですが、巨大サイトということもあり注目度もあります。玉石混淆ということもあり、その辺は取捨選択するとしてもキラリと光る書き込みというのはあるものです。

そちらはそちらとして、高知白バイ事件の支援者さんのブログでも書き込みが盛んに行われています。認証制になっていないということも活発にやられている理由でしょう。気の弱い私としては気後れがして、読むだけの参加とさせていただいていますw。

そもそもが、あるフラッシュアニメの紹介から始まっています。アニメ自体そのものに特段意味があるものでもないですが、アップされていることを取り上げたところになにか意図があるのかなぁと思えます。
事故形態についてとか、ブレーキ痕、スリップ痕が本物か偽物かなどといった論争がずっと続いています。 -->高知白バイ事故=冤罪事件確定中

その中であるコメンテーター氏に着目してみます。書き込みを読みながら、論争のやり方、視点、考えた、立場、目的などをイメージしてみてなんとか理解できないものかとトライしてみます。わずか数行の記述のなかで誤解なくというのはそもそも無理かもしれません。が、なんとか行間も読みながらどんなことをイメージしながら議論しているかを探ってみます。

  1.コメントしている目的は
  2.立ち位置は
  3.そしてエネルギーの源泉となる動機は
  4.心理状態は
  5.おまけとして、今後の訴訟の参考になることがあれば勉強させてもらう

ということを念頭にいれて、アンテナ感度を目一杯にあげて読んでみます。
印象を交え、独断と偏見の塊みたくなってしまいましたが、短くコメントしてみました。

いろいろ変化球をぶっつけ探りをいれてる?
もっともらしいことを前後に挟みながら
笑なども交え心にもないこともすらっと書ける
文脈のなかで意味を捉えるのではなくて、言葉だけを切りだしてその言葉じりで別の話をつくる
おおよそあり得ないこととか仮定の話がでてくる
現場で検証に立ち会った警察官でないとわかり得ない事柄を第三者に質問形式でぶつけてくる
完璧な捏造だとゆってないのに、それを前提として逆質問してくる
物理的に意味不明が説明が数行に渡ってある
なにを意図したいのか、どんな目的があるのか不明な記述が数行にわたる
半捏造説だ・・、と意味不明でありなにを主張したいのか?
どんなスタンスかを説明しているが、ちょっとちがう印象
立証責任は状況によって変化するのに決めつけている
本人でなければわからない質問を第三者にしかけてくる
違う論点でも同じように本人でなければわからない質問を第三者にしかけてくる
可能性の話をいくらしても意味がないのに延々と繰り返す
探りをいれながら、国賠と再審についてある争点へ導くために仕向けてる?
納得できるかどうかに他の人が付き合わされても
偽証罪も詳しそう
物証>証言の関係・・参考になる
支援者の主張に対して極めて懐疑的な立場はわかるがその目的は
「弁護過誤」で訴えてとあるが、そう単純なものでもない
たらればの話がまたでてくる
質問に答えられないなら不可といえばいいのに、ありもしない架空の話にすり替える
ああいえばこういうで、別の話にすりかえてゆく
立証責任は検察にあるのに、すり替えてくる
本人に聞くしかないのに第三者に聞いてきても無理難題 そこに話をもっていこうとしてる
あり得るということは言えるが、とゆって可能性のことばかり
答えるのに無理な質問をぶつける
形容詞を巧みに使い、答えるのが出来そうもない質問をつくり印象操作
またまた仮定の話を持ち出す
不利な形勢になると話題を変えて、ほかを攻撃しだす
立証責任は検察にあったのにしなかった。しかし弁護側だという
またまた仮定のはなしではじまり、最後は意味不明な一文で終わる

・・・
と、瞬間的にイメージできたものを言葉に置き換えてみましたが、いまだこのコメンテーター氏の真の目的をつかみ切れていません。 まさか邪魔しに来られただけというのでもないでしょうが、「真実を追求する」という立場を表明されているようなので、その中で弁護側を懐疑的にみていてもそれは構わないのですが、「真実追求」を前面に出して前向きな議論ができたらそこに参加されている皆さんがどれだけハッピーになれることか、と思います。 たとえば弁護側のこの点はこういう風に補強しないといけないとか、この点はこうこうこういう理由でオカシイとか、論点をこちらに持っていった方がいいとか、・・・などなど ようは前向きな議論になっていかないと、折角の貴重な時間とエネルギーを使っているのにそれが無意味になってしまいそうで、懸念しています。 どこぞの不特定多数が集まる掲示板でもないのですから、一般論としてもコメンテーターはサイトの趣旨や目的をわきまえながら前向きな議論をすることが望まれるということだと思います。


投稿者 hal : 00:50 | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年7月 2日

「そのまんま」劇場 ~利用しようと、逆に利用され無様なことに


幕が上がる前に、一座が消滅してしまった幻のドタバタ劇だった

幕も上がらず、楽屋裏も見透かされ、醜態を晒しただけのかっこうとなりました。古賀誠選挙対策委員長も、麻生太郎PMも、そこに入れ知恵をした安倍晋三元PMも、「こんなハズでは・・・」、と。

今朝の特報が興味深い一説を報じています。
それは、自民党本体のために全国で劇場公演すべく、東国原知事を利用しようとしていたのはもちろんのこと、古賀氏本人のためにも利用しようとしていたのではないかという説があるということです。
というのも、パフォーマンス嫌いの古賀氏だから、通常ならいつものようにマスコミに知られずにこっそりと話をつけるはずだということです。それが今回は自分が表にでて握手の写真まで撮らせて仰々しくやったのが腑に落ちない、と地元の選挙事情通の話を伝えています。
実は、古賀氏の選挙区(福岡7区)では苦戦が予想されていて、それも乗り切りたいという思惑もあり「そのまんま」劇場を利用しようとしていたんではないか、と。

それというのも、対抗馬が彼の元秘書であり、こんど民主党から出馬する「八女のクリントン」前八女市長・野田国義氏との遺恨の対決となるからです。
党四役の一人である選対委員長自身が落選するわけにはいかない、こんな焦りが古賀氏を走らせたのかもしれません。

「スケベ根性を出しちゃダメよ」という見本のようなドタバタ劇でした。利用するつもりの役者がどんどん増長、手に負えなくなり入閣を断念したのですが、すべては後の祭りでした。その役者、東国原宮崎県知事が思いきりのぼせてしまいました。自民党のツワモノどもも呆れさせる、ほどに。
高い授業料を払ったおバカな自民党でした。

著名な隠れ自民支援ブログもさじを投げています。ここまで突っ走ってしまうこの深刻さを自民党議員の何人が理解しているかわかりませんが、自民万歳ブログがダメ出しのメッセージを出すようでは、自民党もお終いということでしょう。

静岡知事選と都議会選を控え、このままいったら自爆解散か、それもできずに野垂れ死にか、もう道はないと思えます。中川元幹事長が、麻生PMの引退の花道の心配?までしてくれて「大義名分を作って解散」を勧めているのにそれも無視、「もう、好きにしたらっ!」というところでしょうか。

・・・ 古賀氏の苦戦が必至 一石二鳥狙いで知事を利用しようした? ・・・
中日新聞2009年7月2日
chuniti090702_s.jpg

続きを読む "「そのまんま」劇場 ~利用しようと、逆に利用され無様なことに"

投稿者 hal : 05:44 | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年7月 1日

何が欠けても気になるものです 

技術的な興味で始めたブログですが、いまだに続いています。とっくに当初の目的は終えているのですが、いろいろご意見も頂戴しながらその後もなんとかやってきました。
適宜更新されていると、それを「ハートビート」と感じて、「生きてるなぁ」と思って頂けるのですが、我が家のサーバーもまもなくやってくる猛暑に備えて代替え機に移すべくメンテナンスをやらないといけない時期になってきました。
放っとかれたままなので、電源には埃もたまってきたはずですし、電解コンデンサーが汁を吹いているかもしれず、夜中に火を噴いても困りますから電源を落として徹底・分解メンテナンスをやろうと思っています。

その時にはブログが一時見えなくなりますが、事前にその旨をホームページの方でアナウンスをします。また、非常事態が起きた時も同様に告知しますが、何の前触れもなく突然に何かが起きたときは、さすがにどうすることもできませんが。
  ■ ホームページ --> こちら

ところで、昨日は植草氏のブログが見えなくなって心配しましたが、こんどは「らくちんランプ」さんのサイトが消えている?ようでして、なにかあったのだろうかと気になります。キャッシュが「2009年6月30日 14:30:05 GMT」 となっています。
  〇 「らくちんランプ」さん --> こちら
サーバー自体は問題ないようですが、あるときから本文が見えなくなったのですが、それもココログサイトのように当方のファイアウォールがブロックをしているとばかりに思っていました。が、それとも違うです。
サイトでは「newebドメインのホームページ公開代理サービス終了に伴うLOVELOG自動解約について」という事情があり、そんなことかもしれませんが、いずれにしてもあったものがなくなると寂しいものです。


投稿者 hal : 13:51 | コメント (0) | トラックバック (0)

人気にすがる  ~「これしかないっ!」と、追い詰められた麻生自民

なにやら世の中が騒然としてきました。
「歴史に偶然はない」といわれるように必ずどこかでだれかが何かの目的で「シカケ」を仕掛けて、その結果の出来事として人々の目の前に突如現れるということです。
なにやら支度金(多額)が積まれ、三顧の礼で迎え入れられるようでして、沈没しかけた泥船麻生自民丸は政権にしがみつけれれば「なんだってやる」とケツをまくった、そんな様相を呈してきました。
党役員と閣僚人事について麻生PMが「やる --> やらない --> やる??」「人事、前から考えていた」と迷走していますが、今朝の毎日です。周辺も怒っているようで、猫の目総理ゆえ数時間後にはひっくり返っていることもあり、どうなることやら。

そういえば、渦中の人が晒されている、いま話題のYoutube があります。コメントなし、です。
・・・ バンキシャ: 河上和雄氏 東国原英夫知事に生放送で 苦言 ・・・

毎日新聞2009年7月1日8時14分
mainiti090701.gif



投稿者 hal : 08:21 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月30日

システムトラブル? ~「植草一秀の『知られざる真実』」ブログが見えない

おおっと、植草氏のブログが見えなくなってます。また消されたかとビックリしました。
どうもサーバーの一つが逝ってしまったようです。

もうじき4時間が経ちますが回復できないところをみると、重症かもしれません。バックアップはとっているはずなのである時点までは回復するとおもいますが、どうなることやら。

----------------------------------------------------------------------------
トラブル情報
発生日時  06月30日 13:38
現在、ココログにおいて、サービスが正常にご利用できない状態が発生しております。現在も復旧に向けて対応継続中です。お客様にはご迷惑をおかけしておりますが、もうしばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

現在、システムトラブルのため、ココログをご利用のお客様におきまして、閲覧できない状態が発生しております。
文言の一部に修正がありました。
ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
-------------------------------------------------------------------------------

ちなみに最後のキャッシュが 2009年6月29日 16:52:14 GMT が残ってます。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/ のキャッシュです ↓。

 --> http://74.125.153.132/search?q=cache:BdGhm0n6o0MJ:uekusak.cocolog-nifty.com/+%E6%A4%8D%E8%8D%89&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja&client=firefox-a

P.S.
・・・・18時過ぎごろには回復していました。
とりあえず、ほっ。

投稿者 hal : 17:17 | コメント (0) | トラックバック (0)

皆様からの情報に感謝  ~間違いも多くてスイマセン

誤字脱字はいっぱい見つかり、そのつど訂正するようにはしているのですが、決定的な誤りには冷や汗がでます。
実際に動かしたり、手を使って確かめたものをアップするのを基本としていることから根底から間違っていることはないと思いますが、部分的なミスが起きてしまいます。ご指摘していただいたときはすぐに対応するようにしています。
指摘してくださったお方には感謝申し上げます。
ありがとうございました。

立て続けにご指摘していただいた、その分をご紹介します。
 1.図面の中の結線のミスです。 LED のアノードが電源トランスの2次巻き線にそれぞれつながっているのが正解です。 --> こちら
 2.「Use Serach Asst」のミススペルです。正解は「Use Search Asst」です。 --> こちら


さて、情報ということで、enzaix様からコメントがあり、書籍が紹介されています。
DNA鑑定――科学の名による冤罪』緑風出版、天笠啓祐/三浦英明著
その中から、enzaix様のサイトで死刑が執行された「第7章 飯塚事件」が取り上げられています --> こちら 、こちら

一部引用させていただきます。こちらから。消去法、このように科学的、かつ論理的でなければいけないです。大変に重要な指摘です。


・・・・
DNA鑑定では、型が一致したからといって犯人とは断定できない。その点について、これまでずっと述べてきた。逆に不一致の場合は、犯人ではないことがはっきりする。この鑑定方法は本来、そのような消去のために用いるべきである。後者の消去法に基づくと、この飯塚事件では、Kさんが犯人ではないことが、明確になってくる。


内閣総理大臣が所管する国家公安委員会が直接管理する警察庁、そして法務省。
2008年(平成20年)9月24日に成立した麻生内閣、そこに就任した森英介法務大臣。一ヶ月後、2008年10月28日、久間三千年(くまみちとし)死刑囚に刑が執行されました。順番待ちの60人を飛び越えて上告棄却からわずか2年で死刑が執行されてしまった --> こちら
異例なスピードで刑が執行されました。

取り返しのつかない、とんでもないことをやってしまったのではないか。
何があったのか。
早晩、総括されることになるでしょう。

・・・ 『DNA鑑定――科学の名による冤罪』 天笠啓祐/三浦英明著 ・・・
緑風出版ホームページ ↓
 ryokufuShupan.gif


投稿者 hal : 06:10 | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年6月29日

弁護側を胡散臭いとみるならば、検察の証拠も疑ってかからないと公平・公正とはならない


釈迦に説法 思い込んでいるものになにをゆっても無駄かもしれないが・・・

これまで何回か「足利事件」を取り上げてきました。というのは、事件解決には多くの時間はかかってしまったけれども事態が大きく動いた経緯の中に、「高知白バイ事件」が解決するヒントがあると思ったからです。

事件解決が遅々として進まないことにいらだちを覚えるのですが、足利事件でも高知白バイ事件でもそうですが、警察と検察による捏造、偽造などの不法行為が事件をより一層複雑なものにし、そのことが事件解決の大きな障害として立塞がっているということを認識し、理解しなければなりません。

きょうび、「警察や検察が悪いことをするわけがない」と思い込んでいる人というのは、皮肉を込めていえば同じ業界にいる裁判所の裁判官ぐらいなものではないでしょうか。業界内の力関係からそうせざるを得なくなっていることもありますが、とても残念です。
世間では、自分が直接体験したことで明確にそう認識している人々をはじめとして、薄々そのことを感じている人までを含めたらいったい国民の何割がそのことに気づいていることでしょうか。このような実態がある中では、裁判に「良心、正義」や「真相解明を」求めること自体がナンセンスとなり、期待するほうがおバカということになります。

しかし、たとえ現実はそうであっても実際に事件に巻き込まれた関係者にとってはそれですまされるはずもありません。そんなデタラメな警察・司法のワンダーランドの中でもなんとか糸口を見つけ無実を晴らすべく最善を尽くそうと闘っているのだと理解しています。

足利事件では「DNAを再鑑定してくれたら必ず無実が晴れるから」と菅谷さんと弁護団が強く強く要求してきました。それをほったらかしにした裁判所、無駄に時間だけが経過し真犯人は取り逃がすわ、時効が来てしまうわ、で警察と検察が行った不正行為が事件解決に与えた悪影響は計り知れないほど大きなものがありました。
事件化され、起訴されて裁判所に場が移されたら移されたで、「警察や検察が悪いことをするわけがない」と決め付けて起訴状を判決文に書き直すだけの代書屋になり下がっている裁判官たち。これが司法の実態だと思うと嘆かわしい限りですが「ニッポンの司法は終わってる」と切り捨ててお終いとするわけにもいかず、あれこれ取り上げてみます。

こんな裁判所の実態を知ってか知らずか、官邸には「司法制度改革推進本部」という組織があります。司法の基本的制度を抜本的に見直すという大改革のフレコミで平成13年12月、総理大臣を本部長として全閣僚を構成員とする司法制度改革推進本部を作ったとあります。

・・・ 司法制度改革推進本部 ・・・
sihoSeidoKaikaku.gif

そこの中に司法制度改革審議会という部会があり、毎回議論が行われていて集中審議第2日配付資料のなかに「日本国憲法が想定する司法とは」という文書があります。 --> こちら

こう書いてあります。(一部抜粋)

◎「すべての国民を平等・対等の地位におき、公平な第三者が適正な手続により公正かつ透明なルールに基づいて判断を示す」(『論点整理』)
  ⇒法原理的思考と具体的かつ現実的な事実認識に基づく自律的な秩序形成
  ・「理」に基づく解決であること
  ・具体的な事実関係を基礎とした経験的な判断に基づく解決であること
  ・当事者の主張に対して最大限配慮した秩序形成であること

この文書自体、とやかく文句を言われる内容でもなく、妥当な理念と思います。が、しかし実際の裁判の現場では違い過ぎていることにただただ唖然とするばかりです。この乖離は「いったいどこからくるものだろうか」って。

足利事件ではDNA鑑定が間違っていたことがテレビで大々的に流され、もはや逃げ切れないと観念したらしく、東京高裁矢村宏裁判長が6月23日に再審の決定をしました。
で、決定に至った理由が要旨として公開されました。それを読んでみて、どうも検察を庇おうとしているようで、そのために東京高裁の説明がいまひとつすっきりしないのです。なんかこじ付けの印象をうけてしまいます。

近々開始される再審では警察と検察の捜査段階で「なんで間違ったか」という技術的な検証もしなければならないのはもちろんのことですが、以下の要旨を読んでいくうちに、それよりもずっと大きな問題が横たわっていたことを悟りました。
これまで、なんで冤罪が繰り返されるのかと事例を調べているのですが、やれ「警察・検察が自白の強要をやった」とか、「証拠捏造、供述調書の偽造をやった」とか、「捜査そのものがでっち上げでデタラメだった」という事例をみてきました。警察・検察は絶対間違わない。それを前提としているからこそ、裁判官が検察の言う通りの判決を出しているから99.9%の有罪率が維持できているんだという理解でした。
表面的には確かにそうですが、なんで検察のストーリーを丸呑みできてしまうのかというところまでは、外部の人間にはなかなかわかりませんでした。その一端が以下の要旨の中に書かれていて、「なるほどな」と思ったわけです。業界内では常識になっていてそれが前提で仕事が流れていくのに、それを知らない世間の人はいつまでたっても疑問が晴れないわけです。

警察や検察の捜査の段階でやってしまう不法行為というのは既存の法律に罰則規定を新設すれば大きな抑止力になり、なんとかやめさせることもできますが、こういう暗黙の了解はどうすることもできないです。業界に流れている価値観が変わらないことにはどうにもなりません。

それというのは、

 検察官は弁護側鑑定人の鑑定の信用性を争うものの、検察側鑑定人による鑑定については信用性を争わないという。

「おいおい、おい」と思わず突っ込みを入れたくなります。
裁判にかけるどうかを決められる権限を持っているただ一人の人が検察官です。先月、一部弁護士もできるように法改正がありましたが、大本の法は変わっていません。
その検察官が弁護側が出してきた証拠が正しいものかどうかを吟味するのは当然の仕事ですが、そうかといって検察が出してきた証拠がすべて正しいかどうかは関係当事者以外は誰にもわからないはずです。警察が捏造したものかもしれませんし、検察官自身がエンピツ舐め舐め偽造したものかもしれません。その実例は足利事件や高知白バイ事件に限らずいくらでもあります。
そういう実態があるのに裁判官といったらの~天気に、検察が出してきた証拠に間違はいない、だから信用性を争うことはしないとしていいんですか、といいたいです。
弁護側が出してきた証拠は胡散臭いから信用性を争うが、検察側が出した証拠は信用性があるから争うことはしないと決めつけていいんですか。

そんな単純なものじゃないはずです。
「こんなでことでいいのか」、というのが率直な感想です。

中日新聞2009年6月24日

足利事件再審決定要旨 東京高裁

 足利事件で、東京高裁が23日、再審開始を決定した要旨は次の通り。

 一審及び控訴審判決が菅家さんを本件の犯人であると認定した根拠は次の2点に集約できる。(1)犯行現場付近に遺留されていた被害者の半袖下着に付着した犯人のものと思われる体液と菅家さんの体液のDNA型が一致したこと(2)菅家さんの一審公判廷及び捜査段階の自白供述が信用できること。本件再審請求で提出された新証拠も(1)、(2)に関して一審や控訴審で取り調べられた証拠の信用性を弾劾しようとするものである。当裁判所は証拠や事実取り調べの結果を総合し、現時点で(1)及び(2)の根拠が維持できるか否かを検討する。

 一審及び控訴審判決で認定された菅家さんが本件の犯人であることを裏付けるDNA型に関する事実は次の通り-菅家さんの体液と半袖下着に付着していた体液のDNA型は一致し、血液型も一致した。このようにDNA型及び血液型が一致する者の日本人における出現頻度は1000人中1・2人程度であった。

 再審請求で提出された新証拠は、電気泳動のバンドの位置を解析し、犯人と菅家さんのDNA型が同一との判定は誤っているというものである。

 当裁判所は再審請求で提出された検査報告書などの内容、科学警察研究所の技官が作成したDNA型鑑定書の本件の証拠構造における重要性、及びDNA型鑑定に関する著しい理論と技術の進展の状況にかんがみ、DNA型の再鑑定を行うと決定し、鑑定人を選任して鑑定を実施した。

 具体的には半袖下着を以前の鑑定により切り取られて体液の付着が判明している数カ所の中心点をつないで左右に切り分ける形で二分し、各一片に付着する体液と菅家さんから採取した血液などの各DNA型を明らかにしてそれらが同一人に由来するかを判定させた。

 検察側鑑定では、半袖下着の体液が付着していた個所の近くから切除した3カ所の部分から同一の男性のDNAが抽出され、菅家さんとは異なるDNAだった。体液の付着が確認されていない部分からはDNAが抽出されなかった。

 弁護側鑑定によると、半袖下着の体液が多く付着していた個所及びその上下部位から切除した3カ所以上の部分から同一の男性のDNAが抽出され、それは菅家さんとは異なるDNAだった。

 両鑑定で抽出された各男性のDNA型は一致し、同一人と推定される。

 検察官は弁護側鑑定人の鑑定の信用性を争うものの、検察側鑑定人による鑑定については信用性を争わないという。検察側鑑定のみによっても菅家さんのDNAと被害者の半袖下着から検出された男性DNAの型は一致していないこと、その男性DNAは、半袖下着の体液の付着が確認されている個所に近い3カ所の部分から抽出されていること、体液の付着が確認されていない部分からはDNAが抽出されていないことが認められる。検察官は検察側鑑定が用いた体液の抽出方法が適切だったと認めている。

 以上の点に照らすと、上記の男性DNAは本件の犯人のものと思われる遺留体液から抽出された可能性が高く、その型は菅家さんの型と一致しないことが認められる。そうすると弁護側鑑定の信用性を判断するまでもなく、検察側鑑定によって菅家さんは本件の犯人でない可能性が高いことになる。

 この事実は、菅家さんが有罪とされた根拠の一つでもある菅家さんの捜査段階及び一審の公判での自白についても信用性に疑問を抱かせるに十分な事実と言える。ほかに菅家さんが本件の犯人であると認めるに足りる証拠はなく、菅家さんが本件の犯人と認めるには合理的な疑いが生じてくる。

 本件再審請求は刑事訴訟法の、有罪の言い渡しを受けた者に対して無罪を言い渡すべき明らかな証拠を発見したときに該当する。よって、原決定を取り消し、再審を開始することを決定する。



続きを読む "弁護側を胡散臭いとみるならば、検察の証拠も疑ってかからないと公平・公正とはならない"

投稿者 hal : 05:14 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月27日

「飯塚事件」 ~有罪の決め手は科警研が実施した精度の低いDNA型鑑定だった

飯塚事件についてはさきのエントリーで取り上げましたが、いずれ表面化してくると見ていましたが、今朝の中日新聞に出てきました。
中日新聞2009年6月27日

 昨年十月、七十歳で死刑が執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚の弁護人。


福岡県飯塚市で一九九二年二月、小学一年の女児二人を殺害したとして、殺人罪などに問われ、二〇〇六年に死刑が確定していた。
 後に「飯塚事件」と呼ばれるこの事件も有罪の決め手は、警察庁科学警察研究所(科警研)が実施したDNA型鑑定だった。足利事件と同様、黎明期の精度の低い鑑定だった。
 久間元死刑囚は、再審請求の準備が進んでいた昨年十月、死刑を執行された。「再鑑定できない証拠を裁判で採用する際には制限を設けるなど基準づくりが必要だ」。一時は憔悴し切っていた岩田弁護士は「死後再審」に向けて準備を進めている。
久間三千年元死刑囚から送られた手紙を読み返す岩田務弁護士。「死後再審」に向け準備を進めている=福岡市で

足利事件で一九九一年、菅家利和さん(六二)を殺人罪などで起訴した宇都宮地検の元幹部が取材にこう答えています。
「法律家は科学に弱い。新しい技術だからと信じてしまった。
これからも新しい科学的知見は出てくるだろうが、何を信じていいのか…」

これを読んで愕然としました。
「この元検察官は自分の存在を理解しているのだろうか」って。

この世には何でも知っている、なんでも理解できる人間など存在しません。あらゆる分野、業界が細部にわたり高度化しており、その筋の専門家に意見も聞かずに独断で判断してしまう人も、まずいません。
常識さえあれば・・・・、
まずは図書館へいって調べるでしょう。
その程度でわかることといったらほんの入門編であり、やはりその筋の専門家に最先端の事情を聞くことになると思います。
この検察官は「何を信じていいのか…」とのたまっていますが、大きな思い違いをしています。なにかを信じるのではなくて、専門家に教えを乞うて、一人ではわからなければセカンドオピニオンを求めることもでき、ようは自分の脳みそでまず考えることです。信じることとは次元の違うはなしです。

いくらDNA鑑定の黎明期だったからといっても、それを日本で初めて犯罪捜査に取り入れた帝京大の石山昱夫(いくお)名誉教授(法医学)が居られたわけです。そのほかにもDNAの専門家はゴマンといらっしゃったはずです。

なぜ、教えを乞わないのか。
理解できないままにして、どうして独断でやってしまえるのか。
この神経は、私にさっぱり理解できましぇん。

検察官だけではなく同じ司法試験を受けている裁判官にも共通していえることですが、この「わからないこともそのままにして判断・決定してしまう」性癖・行動パターンが冤罪事件を作りだしている大きな原因だと考えています。

専門すぎて自分では理解できない、判断できなければ専門家に聞いてください。
マジで、頼みますよ。



・・・ 久間元死刑囚は、再審請求の準備が進んでいた昨年十月、死刑を執行された ・・・
中日新聞2009年6月27日 クリックで原寸大 ↓
chuniti090627_s.jpg

   ■ 先の60人を飛び越えて上告棄却からわずか2年で死刑が執行されてしまった --> こちら
   ■ 上告棄却からわずか2年で死刑執行 ~飯塚事件 --> こちら

【 高知白バイ事件 国賠訴訟 】
なにも足利事件や飯塚事件だけではありません。現在、国家賠償請求訴訟で訴えられている高知県警ら「高知白バイ事件」でも、問題になっている部分は物理が大きくかかわるところであり、科学的であり、論理的であり、その点では同じことであり、「法律家は科学に弱い。」がモロに直面している事件です。
裁判長ら裁判官は「高知白バイ事件」で提出されている国賠訴訟の訴状を読まれている最中だと思います。一か月かけてじっくり読み込みたいということですが、そこに記述されていることでどうにも理解できないことがあれば、交通事故解析の専門家や、写真の専門家、コンピュータによる画像処理の専門家の意見をぜひお聞きください。
たとえ独力で理解できたとしても、念のため専門家の意見を確認してください。思わぬ見解が得られるはずです。
そして、再調査に動くはずです。裁判をやり直さなければ著しく正義に反すると判断を下されることになるはずです。
確信をもって進言します。


投稿者 hal : 16:07 | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年6月26日

生まれるべくして生まれた ~オペラ歌手ポール・ポッツ~

久々に揺さぶられました。
ポール・ポッツ Paul Potts の「トゥーランドット PUCCINI TURANDOT 」です。普段はテレビを見ないもので、その手の情報には疎いですが、そういえばテレビで見たことがある・・と思い出そうにもなかなかでてきませんでした。やっと龍角散のCMだとわかり、改めて見ればナレーションも入っていたんだと今頃になって気がついているあり様です。

  〇 龍角散のCM --> こちら (画面の左下あたり)

どっかのオペラ歌手が声量豊かに歌ってるなぁというぐらいなことで、まさか彼が一夜にしてトップスターになったことなど知る由もありませんでした。
コテコテの艶歌にチャイコフスキーとブラームス、そしてショパンと八神純子があればいいという偏狂な中にオペラが入ってきて脳みそが動揺しています。

彼のプロフィールも興味がありますが、それよりなによりこのド迫力はいったいどこから湧き上がるものやら。
たまげます。


真ん中の審査員
アマンダ・ホールデン Amanda Holden

率直に感情を表していることに目がパチクリ


眼がかっと開き、感情の高ぶりがつぎのシーンにつながる Paul sings widescreen 16:9
AmandaHolden1.jpg
体いっぱいの嬉しさ
AmandaHolden2.jpg

   〇 『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」 歌詞と解説・MIDI・日本語訳 --> こちら

投稿者 hal : 00:01 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月25日

DNA鑑定実績あげたかった警察庁 未解決事件を抱えていた県警の焦り

何が捜査を誤らせたのか

「ハイ、無罪ね。おしまいっ!」と、事件を闇に葬ってはいけない

一億一千六百万円もつぎ込むんだから相応の実績をあげなくてはと警察庁も焦ったことでしょう。それを物語るように、DNA鑑定で逮捕した実績を示された大蔵省はあっさり予算を認めた経緯がありました。
その実績といえば、「DNAの型がほぼ一致している」という杜撰なものでした。

菅家さん逮捕の約三カ月前、警察庁は四府県警に鑑定機器を配備するため、一億一千六百万円の予算を大蔵省(当時)に概算要求。
当初は認められなかったが、逮捕直後の復活折衝で認められる

予算を付けるにはやはり事件がほしかった

九二年版警察自書は「今までは解決できなかった事件を解決できるようになった。DNA型鑑定を全国の警察に整備する」と宣言した。
 「警察庁は実績がほしかったんだと思う」。当時から、科警研の鑑定方法を批判していた帝京大の石山昱夫(いくお)名誉教授は振り返る。警察庁の元幹部も「足利事件は、大きなインパクトになった」と認める。
※ 帝京大の石山昱夫(いくお)名誉教授(法医学)とは、日本で初めて犯罪捜査にDNA型鑑定を取り入れたお方である。

どのように鑑定して結果を出したかを検証して公開すべきです。単に技術力がなかっただけのか、杜撰な作業をしていたのか、はたまた所定の結果を出すべく上からなんらかの圧力があったのか。それともどれもみな絡んでいたのか。

 科警研が実施したのは「MCT118」と呼ばれる鑑定方法。同じ血液型ならば、一万人に十二人の精度でDNA型の一致を識別できた。四兆七千億人に一人とされる現在の最新技術で再鑑定した結果、当時の鑑定結果の誤りが分かったという。
 石山名誉教授は「MCT118は、ちゃんとした技術を持つ人がやればいい鑑定方法だった。手作業でやる科警研の計測方法に問頴があった。ジェット機の操縦を素人がやったようなものだ」と批判する。


再審開始 足利事件18年目の真実 ②

・・・ 警察 物証少なく焦り  DNA型鑑定普及狙う ・・・
中日新聞2009年6月25日
chuniti090625_s.gif


 ● ★正義警官★足利えん罪の主犯『森下昭雄』元捜査本部長★モリリン★
 ● 【足利事件】真犯人は森下昭雄元捜査本部長なのか?【仮説】


投稿者 hal : 05:46 | コメント (4) | トラックバック (0)

政権のためならなんだって ~恐るべし自民党~

てっとり早く使う手が週刊誌

自民党の歴史を振り返ると短い期間でしたが政権を失った時期がありました。といっても自民党が大きく議席を失ったわけではないですが、一度下野しています。そのときに自民党がなにをやったかを調べてみるとこれから数か月の近未来が予測できるかもしれません。

当時と違うのは、今の自民党はまだ政権を失ってはいないということです。が、実態としてはすでに下野したも同然ということでしょう。そんな危機感が党内にあって、その点でみれば16年前と同じといえなくもありません。
1993年8月、新生党・日本新党・新党さきがけ・社会党・公明党・民社党・社会民主連合・民主改革連合の7党と1会派が束になり、日本新党代表の細川護煕氏が連立内閣をつくりました。

野党に転落した自民党は暇でしょうがありません。ですから政権を取り返すための工作活動の時間はいくらでありました。で、思いついたのが週刊誌を使って細川氏のスキャンダルを流すことでした。つづいて国会で強面の野中砲が炸裂しました。いわゆる「東京佐川急便からの1億円借り入れ疑惑」です。
これであっけなく細川首相は政権を放り投げ、自民党は月とスッポンの違いほどある社会党と手を組みまんまと政権を再び手にいれてしまいました。
恐るべし自民党。

そんなことになるのか、6月25日発売「週刊文春」7月2日号です。
「荒れる自民大パニック」「×××スキャンダル」などと飛ばしてます。なにやら自民党の方は面白おかしく、だが民主党にとっては揺さぶられることになるのか?怪しげな記事。
詳細は不明ですが・・・



投稿者 hal : 00:00 | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年6月24日

犯人しか知り得ない「秘密の暴露」が一切なかった ~足利事件~

警察庁が足利事件を口実に予算をつけ(1991年8月)、鳴り物入りで導入したDNA鑑定でした。当時でさえ証拠とするには問題があると指摘されていました。分析精度も不十分でかつ技術力もおぼつか無いものたちが出した鑑定でした。1990年10月から科警研がDNA鑑定を始めていて、そこへ依頼していた鑑定がでたのが1991年11月、事件発生から1年半後でした。
同時期、飯塚事件ではこの鑑定と同じ手法で証拠が作られ、すでに死刑が執行されてしまいました。一貫して無実を主張していたのに、です。足利事件でDNA鑑定が間違っていたことはすでに判明していて、再審が始まる時期であり、第二のDNA鑑定の間違いが発覚するのを恐れてそそくさと死刑執行してしまったということなのか。

   ■ 上告棄却からわずか2年で処刑 ~飯塚事件 --> こちら

というのも、そもそそも判決順位は61番目であり、先の60人を飛び越えて上告棄却からわずか2年で処刑されてしまったわけであり、そこになにかあったとしても不思議はない、と。「なぜ急ぐ必要があったのか、それなりの合理的な理由があったのか」、いずれこの事件も表にでてくるでしょう。
幸か不幸か足利事件は無期懲役だったので死刑執行は免れましたが、判決次第ではどうなっていたわからないと思うとぞっとします。

 自白させた当時の警部はすでに退官。本紙の数回にわたる取材に「自白の強要は絶対にない。本当のことを話してくれと言い続けただけだ」と話す。「いまでも捜査に間違いはないと思っている」。DNA型鑑定だけではなく、必要な捜査はやりつくした、と。だが、そうでなかったことは、犯人しか知り得ない「秘密の暴露」が自白に一切なかったことが物語っている。

警察・検察の現場ではあってはならない証拠のねつ造が事も無げに常態化していて、それをやめさせるべく手をつけなければならない緊急の課題があります。それには警察法、刑事訴訟法などに明確な罰則規定を新設することです。捏造などの不法行為を罰することもできず、刑事訴訟法では不作為の責任を追及する法的根拠もないので”糸の切れた凧”状態ですが、これをそのまま放置していていいはずはありません。執行猶予が付かない懲役刑など、どんなに重い刑罰を規定したところでそれに反対するものなどいないはずです。表向きは「だれも捏造なんかしてません」ということになっているのですから、国会で反対意見がでるはずもありません。すぐに法案が成立するはずです。それが成立したらといって、業務に支障がでるとか困るという人はこの世に存在しないはずなんですから。

これは新政権で真っ先にやってほしいところですが、その新政権を阻止しようと自民党が蠢いています。なにもなければ新政権誕生も目前というところまできました。しかし、そうはさせまいと自民党が必死です。その一つが宮崎県知事の人気にあやかろうとスケベ根性を出してアプローチをかけた自民党・古賀誠選対委員長でしたが、失敗でした。かけられた方も本性が見透かされてしまい、仕掛けた方の自民党も醜態を晒すことになり、双方とも無様なことでした。これでタレント路線の一つが潰えて、あとは民主党のスキャンダル探しでしか浮上できない・・・とでも思ってるのでしょうか。いくら焦ってる自民党といえども、くれぐれもあからさまなことはやらない方がいいですよと忠告しておきましょう。第二の小沢事件という手口はもう使えませんから。

・・・ 再審開始 足利事件18年目の真実① 強硬取り調べ うその自白 ・・・
中日新聞2009年6月24日
chuniti090624.gif

投稿者 hal : 05:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月23日

裁判所が自らの誤判を検証すべき  ~足利事件~

わかりにくいというかこれを読んだだけではさっぱりわからない記事ですが、ようは「なんで17年間も犯人にされたのか」を、こんどの再審の公判の中で調べてほしいと菅谷さん弁護側が要求を出しているのですが、裁判所は「やだ」と逃げ回っているわけです。
それなら「裁判官をとっかえろ(裁判官忌避)」とゆってもそれも受け付けない。じゃ、なんでやらないのかと聞けば「裁判が長引くから・・」と呆れた東京高裁・矢村宏裁判長です。17年間も刑務所に閉じ込めといて「裁判が長引くだとぉ」「いい加減にせい」ということです。
当時の事件が蒸し返されて、警察・検察そして裁判所がいかに杜撰なことをやってきたかがつまびらかになるのが怖くて「ハイ、無罪ねっ。おしまい、シャンシャン」と蓋をしようとしているのはミエミエです。それでは世間も納得できません。
なにを間違えたか、警察・検察そして裁判所の現場でいたっいなにがおこなわれてきたのかを、ちゃんと公判の中で調べろということです。そのために時間がかかることになんの問題がありましょうか。

中日新聞2009年6月23日
chuniti090623.gif

サンデープロジェクト (1/3) 足利事件 菅谷さん生出演 冤罪を徹底検証

(2/3) 足利事件 菅谷さん生出演 冤罪を徹底検証

(3/3) 足利事件 菅谷さん生出演 冤罪を徹底検証



投稿者 hal : 14:48 | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年6月22日

チルドレン消滅の危機   ~昔「官軍」、今や「逆賊」扱い~

「新聞に見捨てられた麻生自民」というのをきのう取り上げました。が、きょうもスタンプで押したように昨日と同じ紙面構成です。鳩山民主を肯定的に取り上げ、麻生自民には否定的な見出しが並んでいるという今朝の2面(政治面)です。
小泉チビドレンが2005年衆院選で83人も初当選したというのも驚きでしたが、そして次の選挙でことごとく消えてゆくというのも感慨深いものがあります。
中日新聞2009年6月22日
chuniti090622.jpg
一部サイトに掲載されています。 --> こちら

そういえば、恒例の自民党独自の世論調査がここのところ出てきていないようです。どこかでやっていたのか、そのカケラ?が巨大掲示板にありました。TBSで流れたのかどうか、信憑性などは不明です。
いつぞやの「自民党独自の世論調査」よりももっと悪化してそうだというのは想像がつきそうです。


自民の6月6-7日極秘調査
自民150議席前後


・・・ 自民党独自の世論調査 ・・・

第45回衆議院総選挙総合スレ1080


730 :無党派さん:2009/06/20(土) 18:19:21 ID:iX/qeRVn
自民の6月6-7日極秘調査

自民150議席前後
民主300議席近く?
by TBS

731 :無党派さん :2009/06/20(土) 18:19:28 ID:3GRt8biy
>>705
>自民党の砦は学生主婦高齢者
はいダウト

732 :無党派さん :2009/06/20(土) 18:19:31 ID:bHik3zlJ
民主300議席を伺う@自民情勢調査

投稿者 hal : 05:36 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月21日

新聞にも見捨てられた麻生自民 ~「・・・決断できない政治は迷惑です。」~


「解散もできなかった総理」としてカッコ悪いことになるかも

なにも麻生PMだけではなく、自民党も優柔不断で処置なしです。
それに業を煮やしたのか、ここ最近、新聞の論調がみるみる変わってきました。新聞といってもローカル紙なので限定的ですが、それでも東京本社が発行する東京新聞、北陸中日、日刊県民福井まで含むと毎日新聞に次ぐ350万規模なのでそうそう無視できないと思われます。(押し紙は置いといてw)

鳩山民主が前面に大きくでてきて、麻生自民は小さく、かつ否定的な見出しに入れ替わってきました。
で、その流れにとどめをさしたのが今朝の社説です。担当した論説委員はだ~れ?と聞きたくなるような、バッサリと切り捨てた主張です。ここまで踏み込んだことはなかったと思います。

  ■ 中日新聞社説 「民権が奪われている」 --> こちら

2面・政治欄でも「止まらぬ脱・小泉」と題してチビドレンたちが小泉の構造改革は「行き過ぎていた、間違っていた」と釈明に追われている様子を伝えています。いまさら何をゆってるかというようなことですが、消えていく議員たちは真顔です。
その紙面の左半分には「またも政権投げ出し?」「安部末期そっくり」、自民党幹部の声で「首相は自分の置かれた状況がわかってない」と、ボロクソです。


投稿者 hal : 08:26 | コメント (2) | トラックバック (0)